第494話 我が家の新しいメンバー
それからも1階層3ヵ月くらいのペースで進んで行き、大量の魔物の群を始末した事で漸く久々に魔物退治でレベルアップを果たしたのであった。
ステータスは下記の通りとなったのだった。
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名前:マルク・フォン・オオサワ
レベル:24
HP:405/405
MP:8200/8256
ギフト:異常耐性 物理耐性 魔法耐性 頑強 魔法 鑑定EX 魔力感知 魔力操作 剣術 投擲 魔力超回復 偽装 錬金 料理
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やはり、対人で上がるレベルアップよりも正当な魔物狩りで上がるレベルアップは気分が良い。尤も非常時には否応無しにせざるを得ない事ではあるのだがな。
こうして微々たる変化に喜びをかみしめつつ先へと進むのであった。
ある日何時もの様に屋敷に帰ると何やら屋敷が騒がしい。
「どうした?何かあったのか?」とスタッフの1人に問い掛けて、みると、どうやら、ケンイチが『深淵の森』でシルバーウルフと言う魔物の子供を拾ってきたらしい。
ケンイチ曰く傷付いてゴブリンにやられそうになって居る子犬を発見したら、シルバー・ウルフの子供であったと負い事らしい。
家抱っては置けずにヒールで治療してやったところ、懐いて離れず居る為思わずシルバーの美しい毛並みに因んでシルと呼んでやると、大喜びしてテイム出来てしまったらしい。
と言うのが概略らしい。
3回の転生だが今まで一度もテイム出来た事もしようと思った事も無いので判らないが、どうちゃら、従魔とは意識のバイパスの様な者が通じて、意思疎通が出来るらしい。
そして、連れて帰って来たのだが、家で飼って良いか?と言う状況であった。
鑑定EXで確認すると、
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【シルバーウルフ】:ケンイチ・フォン・オオサワの従魔名前はシル。
救ってくれたケンイチ・フォン・オオサワに忠誠を誓っているので絶対服従する。
非情に賢い個体である。
将来的に進化する可能性が高い。
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と出た。これなら諸々大丈夫そうである。
其処で、トイレの躾や人に対する攻撃うをさせないことを条件に飼う事を許可したのであった。
こうして我が家の新しいメンバーが増えたのであった。
飼ってみると鑑定EXにあった通りにシルは非情に賢くて、直ぐにトイレの躾も終わって、綺麗で可愛らしい子犬サイズの為みんなのアイドルになってしまったのだった。
そうその愛らしさはマリアでさえメロメロにしてしまい、マリアに構って貰うお父さん枠が減ってしまった様で密かに嫉妬新を抱いてしまう大人げない俺だった。
尤も昼間はケンイチがシルと一緒に『深淵の森』に狩りに出かけてしまうので、俺がもし昼間に屋敷に居ればマリアを独占出来るのだが、なかなかそうも行かずにすれ違うのであった。
我が家に来たシルは栄養が行き届いたのか、あれよあれよと言う間に成長し、シルバーの毛並みがとても綺麗な通常おの犬の成犬サイズまで大きくなったのだった。
しかし、シルバーウルフの成犬となると、2廻りも3廻りも大きくなるのだ。なのできっとまままだ大きくなるのだろう。
大人のサイズになったら、それこそ、マリアぐらいなら背中に乗せて走れる位になるのだ。
ケンイチとシルの結び付きは実に強固で2人で森に行って日々危なげ無い狩りを続けている。実に良いコンビになった様である。
常にソロで廻って居る俺にしてみると心許せる信頼出来るパートナーの存在は少し羨ましくもあるし、それが息子の安全にも繋がるのは嬉しい限りでもある。
ある日ダンジョンから帰ってみたら、ケンイチが興奮しており、今日2人掛かりではあるがオーク・ジェネラルとその手下の群れをやっつけてきたらしいい。
早速解体にナーガの冒険者ギルドに出しに連れて行って、序でに冒険者ギルドに登録させてやったのだった。
まあ本来であれば10歳からでないと当小禄出来ないとか言っていたが、そこは領主特権でケンイチとその従魔のシルを無理矢理登録させたのだった。
尤もケンイチの出したオーク・ジェネラルやその配下のオーク共を数えたギルドマスターは黙ってしまって、そのまま登録に応じてくれたのだった。
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