第445話 次の目標

ついにレベル30となって、この世界のダンジョンの制覇と言う2つの念願が叶ったのは良いのだが、それによって取り敢えずの目標を失ってしまって気が抜けた様な状態になってしまった。


取り敢えず、冒険者ギルドのガラコさんにはダンワースのダンジョンの最下層制覇とダンジョンボスの討伐を報告して置いた。


ガラコさんは驚きつつも嬉し気にエンシェント・ドラゴンを引き受けて解体を請け負ってくれたのだった。


尚解体は非常に時間が掛かってしまい、腐敗が進まない様に俺が大雑把なブロックにカットを協力したりするので毎日通う羽目になったのだが、1週間でなんとかけりが付いて、エンシェント・ドラゴンの肉による肉祭りを行ったのであった。


通常のドラゴンでさえ激ウマなのだが、エンシェント・ドラゴンの肉となると、天にも昇る肉とでも言おうか?兎に角言葉に出来ない様な芳醇な味わいと口の中で解ける様に解ける肉が堪らない。


もう、焼いて良し似て良しである。 そんな肉を惜しみなく肉祭りで領民に食わせて屋ったら涙を流して跪く者まで出る始末であった。


そして、史上初のダンジョン制覇を評価されておれは史上初のSSランク冒険者へとなったのだった。


このSSランクは今回の快挙を受けて冒険者ギルドの本部の方で協議されて新たに作ったランクとなる。言い換えればおれの為に作ったランクだ。



こうして、俺の方は取り立ててやる事もなくなってボーッとひgさな1日する日々に戻ってしまい考えたが、


待てよ!?ダンジョンはダンワースだけでは無い。 我が国にはほかにもダンジョンは幾つも在る。


ダンジョンは放置して置くとスタンピード起こすので適度に間引いて置かねばならないのだ。


ふっと思い浮かべると、マリーの嫁ぎ先にもあるが彼処はマリーの遊び場なので遠慮するとして・・・。



結局いくつか候補を挙げて一番ダンジョン攻略が進んで無さそうな、エレノートン伯爵領のエレノートンダンジョンに潜る事を検討し始めたのであった。


始めに一応仁義としてエレノートン伯爵にエレノートンダンジョンを攻略することを伝えたのだが、良い返事は貰えずに、お断りされたのであった。


まさかとは思うが俺がよこからしゃしゃり出て来て自分の領のダンジョンを掠め取ろうとしていると勘違いされたのだろうか?

1冒険者として自由に冒険者ギルドを通ししてダンジョンアタックは出来るのだがこうまでキッパリ拒絶されるとやり難い。


後々問題になるよりも他をえらんだ方が良いと思い結局次の候補を検討するのであった。


そうして検討した次のダンジョンはモーリー伯爵家の領地にある、モーリーダンジョンである。モーリー伯爵に打診したところ、今度は打って変わって大歓迎されてしまった。

モーリー伯爵は先のエレノートン伯爵とは違って、ダンジョン攻略が進む事による経済波及効果を良く理解している様である。

しかもダンジョン攻略が進まないとスタンピードのリスクも高くなるのだ。普通に考えれば領主が金を払ってでもして攻略を推進したいところだろう。


俺はモーリー伯爵に礼を言って次のターゲットをモーリーダンジョンにロックオンしたのであった。



初日にモーリーの街の冒険者ギルドに行ってSSランクの冒険者カードを見せてダンジョンの情報を入手していると、後ろから定番のゴロツキ冒険者によるチャチャが入る。

「おうおう、良い歳したオッサンが何粋がってダンジョンに入ろうとしてるんだよ!?」とイキって俺の足を後ろから蹴ってきた。


念の為に魔装を纏って居たのでおれは平然としていたがそれが怒りに拍車を掛ける結果となってしまい、余計にややこしい状況となった。

めんどうなので不敬罪で手討ちにしてもいいいのだが、ここは穏便にと思って、魔弾で奴の両足を撃ち抜いてやると、呻きながらのたうち回って


もっと五月蠅い事になってしまったのだった。

ここまできてやっとギルドマスターが登場して、状況把握を始めたが俺が冒険者ギルドカードを見せると過疎色が悪くなったのだった。


どうやら、ギルドマスターは俺の情報を知っているらしい。


「このたびはうちのギルド員がご迷惑を掛けたようで申し訳無い。」と頭を下げるギルド増したーに、「いえ、まあこう言うのはどこにでも湧いてますから沖になさらずに。」といって片手を挙げたのだった。



少々イベントはあったものの、必要とした情報も今後の活動の宣言も出来た事で、この日は自宅に帰るのであった。




翌日朝から、モーリーダンジョンに赴き、第1階層から真面目に洞窟型の迷路を攻略する俺。 とは言っても大した物でもなにので、午前中の3時間で、第3階層までサクっと制覇し、続く午後からは第5階層までを制覇したのであった。


よく自治は朝からペースを上げて、この第ジョンの攻略組の最高深度である第10階層のボス部屋をサクっと通過したのであった。

勿論全くたいした事も無い魔物ばかりのため殆どが魔弾のみで対処が可能である。


折角快く迎えてくれたモーリー伯爵の為に出来るだけ魔物素材を確保して居るのだが、今のところ、13階層に出て来るオーク程度で余り素材的に美味しい魔物が出て来て居ないのであった。


1週間で第20階層のボス部屋まで制覇して漸くそざいてきに美味しいオークジェネラルやなんかを入手出来てホクホクしんさがら、冒険者ギルドに素材の買いトレイに出すのであった。


纏めて出した為に、大喜びされると共に解体掛かりが青い顔をしていたので、マジックバッグに入れて預けて少しずつかいたいす様に言うのであった。




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