第438話 ダンジョンアタックのモチベーション
3年の月日が流れマコちゃんは無事に主席のまま王立学園を卒業し、本人は冒険者を目指している様なので取り敢えず口を挟まず好きにさせてやろうと思って居る。
そしてマリコちゃんは9歳となった。『光陰矢のごとし』である。
アルク君も3歳になってやんちゃをする様になって来た。最近では言葉も理解してきて魔法も教え始めて徐々に使える様になってきている。
流石にマリコちゃんの小さい頃と比べるのは流石に可哀想であろう。
それでも自ら率先して「ジイジ、魔法!!しゅる。」と俺の所に教えを請いに来る所が非常に可愛い。
そう、俺は可愛いアルク君のジイジなのである。
俺はジイジ呼びに納得しているのだが、マーガレットはバアバ呼びに思う所がある様で若干ご不満の様であるが、アルク君には笑顔で応えて居る。
それで結局バアバ呼びが定着するのであった。
さて、ここのところ、ジイジはアルク君の魔法訓練のお相手もあるので、トンとダンジョンはおあずけである。80階層以降はなかなかに厳しくて今一つ進み画遅くなってしまっているのだ。
当初ホーリー・エンジェルだけだった魔物にアーク・エンジェルも加わって難易度がのも要因の1つである。
家検知敵に美味しい、ホーリー・エンジェルやアーク・エンジェルだが、素材てきには羽毛以外取るべき物がなく、我が家の布団が全て高級羽毛布団に変わったぐらいで、肉等は喰う気にもならない。
よって、一応、羽のみ回収して居るのだが、当初こそ、『天使の眠り心地』とか行ってた羽布団も高級すぎてそれ程需要がなくて、王家に献上して、物好きな貴族が購入した程度でダブついているのだった。
そして、それらの要因で俺のモチベーションが上がらずに、丁度アルク君が魔法を訓練したいと言うのでそっちに逃げたと言う訳である。
そんな訳で訓練はちゃんと毎日やっているものの、割と引き篭もりの生活をして居たのであった。
でもこうのままでは、目標であるレベル30に到達せずに終わってしまうと一念発起して、ダンジョンアタックを再開したのであった。
兎に角ホーリー・エンジェルやアーク・エンジェルの連携に寄るアタックが鬱陶しいのでこちらも連携を取らせない位に飽和攻撃を仕掛けて汚い殺し方(下手な鉄砲も数打ちゃ当たる作戦)をする様にして手数で先制する様にしたのであった。
このヤリ方は魔力消費が大きいので余りながくは続けられないのがネックだが、1日2時間程度潜る位は余裕で保つのでいまはこの方法で行く事にしたのだった。
こうして第82階層まで進んで行き、イヨイヨ出て来る魔物が魔物がダーク・エンジェルに変わったのだった。
これが、対物理は弱いが耐魔法攻撃に滅法強い魔物で今までの空間算による飽和攻撃が効かなく鳴って、黄金丸による剣術先方に変えたのであった。
黄金丸による物理攻撃は面白い様に決まって真っ黒な天使をバッサバッサと薙ぎ倒して廻るのは意外をスッキリする物であった。
白い天使を斬るのは気が退けるが、黒い天使は邪なイメージが強いので、全く心が痛まない。
ただこのダーク・エンジェル・・・取るべき素材が魔石以外無いので結局面倒になって、魔石も取らずに放置している。
だって、黒い天使の胸を切り開いて魔石を弄るって図を想像しただけで嫌だろ?
そんな訳で第82階層以降では全く収入が無い俺であった。
尤も、金銭的な収入は無かったが、経験値豊富なダーク・エンジェルのお陰で、レベルアップを果たしたのであった。
そして現在のステータスは、
名前:トージ
称号:(御使い)/(大賢者)
AGE:36
LEVEL:28
HP:483/695
MP:18118/18616
力:698
知能:697
器用:702
俊敏:698
スキル:剣術A/格闘C/投擲C/身体強化/魔装/鑑定EX(アーカイブコンタクト型)/隠密B/(隠匿)/(日本の英知)/魔力感知A/魔力操作A/錬金A(A)/並列処理S
魔法:無S/土A(S)/火S(S)/水A(S)/風S(S)/光S(S)/聖S(S)/時空EX(S)/生活/雷S(S)
※()内は魂に刻まれた才能値を表す一般には見えない
年齢係数が上がったお陰か大幅にステータスが上がったのは嬉しいが、これが何時までも続くとは思えないので早めにレベル30にしたい所である。
そしてレベル30になってカッコ良いジイジをアルク君に見せてやらねばなるまい。
後続のコージロー達の為にちゃんとダンジョンレポートを作成しているが、ここらの階層は稼ぎ的に全然美味しく無いのできっとここまでは来ないだろうな・・・。と思う俺だった。
これで経験値が美味しく無ければ来る意味が無い。要は彼らの目的次第だろう・・・。
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