休暇用レコード39:クロード編「世界を変えた光と憧れた杖の昔話」

あいつが魔法騎士になったのは、ほんの少し前

功績をあげて、魔法旗杖「リュミエール」を授かったのは・・・つい最近のことだ


あいつは事あるごとに、お前が魔法騎士になればよかったなんて言う

お前の実力だから選ばれたことだろう

なぜやめようとする。やめようとするなら、元々引き受けなければ良かったじゃないか

そうしたらその枠は・・・


「よっす〜」

「いらっしゃい、シル」

「ごめんなぁ、シャル。お二人の愛の巣にお邪魔して!あ、今は三人だっけ?」

「わかっているなら来るなよ・・・」

「まあまあ、仕事で行けなかった結婚式と出産のお祝いも兼ねてんだ。邪魔するぞ」


魔法学校を卒業して早八年

役所に勤める俺「クロード・カヴァウェル」と、そんな俺をずっと支えてくれて、妻になってくれた「シャーロット・カヴァウェル」そして産まれたばかりの息子「レリウス・カヴァウェル」は、滅多に顔を出さない来客を出迎えて、家に案内する


陽の光を反射する白。その白を高貴に彩る金の装飾

優秀な魔法使いとして選ばれた存在だけが所属できる帝国直属魔法騎士団の制服を纏った来客は、俺とシャーロットの元同級生

「シルヴィア・ユージュリアル」。俗に言う「天才」魔法使い様だ

学生時代はこいつに散々振り回されたが、今はお硬い魔法騎士団に所属したことで、多少なり言動が落ち着いたと思う


一応騎士だからか。少しだけ身長が伸びて、体つきもしっかりとしたものになっている彼は、同い年なのにどこか大人びた雰囲気を出していた

そんなシルヴィアは結婚祝いの花束と、金一封の包み。それから生活魔導具専門店の優待割引券をプレゼントしてくれた


「花束はともかく、後は金券って・・・」

「シル。相変わらず常識を置いてきているな・・・ちゃんと作法書は読んだのか」

「他のあげる側ならともかく、貰う側から怒られるとは・・・ま、非常識なのはわかってるけど、なんだかんだで一年以上会えていないわけだ。生活必需品は揃えているだろうし、後は生活の足しになるものが一番かなって思って、先輩にも相談したんだぜ」

「先輩って?」

「レイチェルパイセン」


皇室直属護衛騎士団の団長じゃないか・・・どんな人物に目をつけられているんだ

まあ、シルヴィアの実力だとそれぐらいは当然か

天才だから、様々な人から期待を寄せられる


「今が新婚ならともかく、一年が経過して、生活基盤を整え終わった夫婦に生活品をプレゼントするのは重複等が起こりやすく、悪手である。それなら、本来失礼に相当する購入費の足しになる現金こそ最適解とは言えないかって」

「面白い人だねぇ、流石シルの上司ってところかなぁ?」

「ああ、あの人から学べることは多いぞ。今度シャルにも紹介したいけど、そう簡単に会わせることが出来ないからさ」

「そうなんだ。シルの上司さん、会ってみたかったなぁ・・・あ、これありがとうね。いただきます」

「ああ。遅れたけど、二人共結婚おめでとう。これからは家族三人!幸せにな」

「うん!」


シャーロットが別室に贈り物を置きに行ったのを見計らって、シルヴィアは俺に語りかけてくる


「なあ、クロ」

「なんだ、シル」

「実はさ・・・俺、ここに来るの最後だと思うんだ」

「理由は」

「・・・皇室直属護衛騎士団への配属が命じられたから」


レイチェルと話す間柄というだけで薄々予感はしていた

それは、優秀な魔法使いが集う魔法騎士団の中でも指折りの精鋭しかなれないと噂の、少数精鋭の護衛騎士団

シルヴィアだからたどり着けた境地だ

あいつは強い。天才だから

人とは違う「天才」だから。そう言い聞かせておかないと・・・俺は


嫉妬で、狂いそうになる


シルヴィアは、俺の大事な友達だ

けれど同時に・・・暗い感情をこいつに向けている

こいつがいたから、俺はいつだって「二番」だった

天才だからといつも適当で、雑で、努力もしないで・・・難しいことをやってのける

俺がもたついている間に、あいつは創造魔法なんてとんでもないものを編み出していた


勝てるはずがなかった


魔法学園で最優秀卒業生に選ばれたものだけが、魔法騎士見習いになれる

長年思い続けていた「魔法騎士になる夢」

こいつがいたから、潰えたなんて・・・考えないように毎日を生きていた


「けど、断ろうと思うんだ」


シルヴィアがそういった瞬間、俺は反射的にあいつの頬を殴っていた

なぜやめようとする

お前がいる道は、俺が行きたかった道なんだぞ

どうしてそれを俺の前で諦めようなんていい出すんだ


「クロード・・・?」

「皇帝の側で仕えることができる名誉を捨てようとする非国民を罰しただけだ」


本心は隠したまま、あいつに語りかけた

シルヴィアは、目を細めて申し訳無さそうに俯いて「ごめん」「帰る」と行って、そのまま俺たちの家を後にする


これが、結果的に俺とシルヴィアの道を別つものであり

あいつと正面から対話した・・・最後の瞬間になった


あいつに抱いていた負の感情はここで完成し

俺は、魔法に愛された天才であるシルヴィア・ユージュリアルを

そして同時に、魔法で支配されるこの国を呪った


・・


魔法を呪い、正しさで溢れていた魂が堕ちた先は楽だった

その先で待っていたのは、同じく魔法を呪った存在たち

俺達は今、魔法での支配を撤廃するための戦いを起こすレジスタンスとして、国内に潜伏していた


「やあ、クロード」

「オリエンスか。どうした」

「いやぁ・・・この前、皇室護衛魔法騎士シルヴィアとやりあった時に杖を壊してしまったと聞いたからね。代用品を持ってきたまでさ」


そうして渡されたのは、禍々しいデザインの杖

闇のように深い黒。どうやら意匠はドラゴンのようだ

目は・・・血のような赤の魔石が嵌められている


「これは・・・?」

「黒竜の血の杖さ。この前、帝国の古代魔導具保管庫の一つを襲撃しただろう?」

「そうと聞いているが・・・まさか、これその成果の一つなのか?」

「そうだよ。竜の血を媒体にして作られた杖。強い呪いを抱く君には、ぴったりだと思って。握っているだけで伝わってこないかい?黒竜から、殺された怒りと恨みが」

「死人に口なし。思いも全てあの世だ。伝わるわけがないだろう」

「それもそうだね。じゃあ、それは君に預けるよ。存分に使ってくれたまえ、秀才?」


嫌味ったらしく、学生時代のあだ名を呼んだレジスタンスリーダーは、そのまま奥の執務室へ消えていった


・・


一方、パスカル魔法帝国


「レイチェル、シルヴィア」

「陛下」


陛下から呼び止められた俺とレイチェル先輩は一礼をした後、待機体勢を取る

大丈夫。作法は全部レイチェル先輩に叩き込まれた


「いかがなされましたか?」

「んや。この前の襲撃の件。レイチェル。お前らしからぬミスだったなぁ。まさか保管庫の襲撃を許すとは」

「申し訳ございません」

「構わんよ・・・とはいえんが、お前らが頑張ってくれたのは知っている。それに、お前のポイントにはオリエンスが出てきたと聞いている」

「・・・」

「お前の上官だった男だ。思うところがあるのも理解できる。俺も、あいつには世話になったからな」

「はい」


「しかし、それはそれ。これはこれだ。次は殺して首を献上してみせろ。此度の失態はそれで帳消しにしてやる」

「・・・寛大なる処置に感謝いたします。必ずや、成し遂げてみせましょう」

「期待しているぞ。レイチェル。それからシルはおつかれ。今回はお前のポイントにはクロードが出てきたんだろ」

「・・・そう、ですね」


次は俺の番

こうして声をかけられる時間は嫌いではないが、色々と考えさせられる


「しかし、お前一人であの男を含んだ襲撃部隊を止めたと聞く。よくやってくれた」

「ありがとうございます」

「オリエンスといい、クロードといい、最近、縁深い人間があえてぶつけられているよなぁ。レイチェルみたいに躊躇して・・・その間に殺せる事を期待しているのかね」

「かもしれません」

「しかしあまりにもピンポイントだ。作戦内容が漏れているのかもしれない。内通者を徹底的に洗い出してくれるか、レイチェル」

「承知いたしました」

「じゃあ俺は執務に戻るよ。次もよろしくな〜」


執務室へ向かう陛下の背が見えなくなったら、緊張を解く

そして俺とレイチェル先輩は顔を見合わせて

・・・お互い、複雑そうに笑うのだ


それからも、帝国魔法騎士とレジスタンスの戦いは続いていく

すべてを話していると長くなってしまうから・・・あの瞬間まで、進もうと思う

革命戦争の渦中に

俺とクロードの、今生の別れまで


・・


戦火の激しい首都の中心

そこで俺は、あいつと対面していた

旗が揺らめく白い杖をこちらに向け、あいつは平然とした表情で無言のまま魔法弾を作り上げる


「相変わらず無詠唱か!」

「・・・誰にでもできる。こんなことっ!」

「いつもどおり天才だからをつけろ!シールド!」


黒竜の杖を構え、無数に飛来する魔法弾を結界で防ぐ

しかし、やはりそれは魔法学校時代の比ではない

最前線で戦い続けたことで、かつて以上に重みを増している


「・・・俺は、そんな大層なものじゃない」


飛来し続ける魔弾と共に、人を苛立たせる言葉を吐いてくる

そんな大層なものだから、お前は魔法騎士に選ばれたんだろう

そんな大層なものだから、お前は今、無詠唱で魔法を行使できているんだろう

そんな大層なものだから、お前は・・・天才でいるんだろう

お前は「天才」だから、俺の欲しい物を奪っていったんだろう・・・!


どす黒い感情へ応えるよう、杖の魔石が禍々しく光だした

それは流石の天才様シルヴィアも予想外だったようで、魔法発動を停止し、俺から距離を取る


なんだろう。これ

杖から手を離さないといけないのに、離せなくて

杖から出ている靄が、頭の奥底では危険なものだと理解できているのに

抗えず、その靄に身を任せてしまう

自分の意志で身体を動かせない

魔力器官から思いっきり魔力を吸い上げられる感覚を覚える

苦しくて息が一瞬止まって、それから先のことは・・・覚えていない


「・・・黒竜はいつでも復讐の機会を伺っている。恨みや妬みを糧にして、同調した者の意識を喰らい、乗っ取り・・・復讐を果たしにかかる」

「ははっ・・・陛下から聞いちゃあいたが、実際に目の当たりにすると・・・しんどいや」


ごめんな


俺が最期に聞いた言葉は、恨み辛みではなく

シルヴィアの、心からの謝罪だった


その謝罪と涙で、俺には未練が出来てしまった

思えば俺は、魔法学校時代から一緒にいるシルヴィアのことを

何一つ知ることなく、友達面をしていたと理解したと同時に


俺は、シルヴィアに・・・救済を与えられた


意識が途切れる前

薄らボケの視界の前に、シルヴィアへ逆上したシャーロットがナイフを片手に突っ込んでいく姿を見た

・・・シルヴィアは襲撃者がいることは理解していたようだが、それが誰だかは理解していなかったらしい

魔法弾に直撃し、爆ぜる彼女と、レリウス


最期の力を振り絞って出した「ごめんな」という声は

誰の耳にも、届かなかった


・・


そして時は進み、パスカル魔法帝国革命戦争から七年後

あの戦争でパスカル魔法帝国は崩壊し、生き残りたちは散り散りになって、他の土地でひっそりと余生を過ごしていた

それは俺も同じ


「と、言うのが・・・俺がクロードたちを殺した時の状況だ」

「なるほど。それが私に背負ってほしいものですか」

「まあ、そういうことだな」


俺は、東洋方面へ旅に出て、特殊能力故に迫害されている人々を救い、共に「安らかに過ごせる土地」を目指し・・・

今は、小さな島に辿り着き、穏やかに過ごしている

俺には一生無縁だと思っていた伴侶にも恵まれて、今は妻の時子ときこや彼女の兄である和義かずよしを始め、島に暮らしている人々と共に過ごしている


「しかし、黒竜の杖というのは、どういうものだったんですか?」

「んー・・・実際に竜が存在して、黒竜の杖が量産されていた時代っていうのは存在するんだけども、その当時は能力強化のお守り扱いされていたんだよ。現に竜の魔力も魔石も高水準のものだから、俺もリュミエールなしだったら使ってみたい代物だよ」

「けれど、実際はクロードさんの時のように、危険極まりないものだったと」

「本来はそういうものじゃないんだ。さっきも言ったとおりお守りだったわけ」

「ふむ」

「でも、作成の最低条件が「竜殺し」なわけじゃん?つまりのところ、持ち主を失ったそれは杖という道具ではなく、遺骸の一部なんだよ」

「・・・そういうことですか」

「そういうこと。人間だって、死んだら葬式とかするわけでしょう?きちんと弔う必要があるんだ」


弔われなかった竜は、存在を蔑ろにされたと怒り・・・元々抱いていた恨みを膨らませて、呪詛を抱く

大切にされればそれは、所有者に竜の加護と膨大な魔力を授けてくれるものと聞いている

この杖を始め、生命を弄んだ作成手順のあるものは、パスカル魔法帝国時代にも既に禁忌錬金の一つとして登録されていた

もう、巡り合うことはないだろう


「正しく終われなかった黒竜の杖は、憑依型の呪具に成り下がる。クロードが持っていたそれもそういう状態でね」

「じゃあ、クロードさんの最期は・・・半分クロードさんで、半分黒竜だったと」

「ああ。俺は「凡人」だからさ、流石に古来の魔法具に関わる知識なんて軽くしか持ち合わせていなかった。取り憑かれたあいつを救う手段は、殺すことしか考えつかなかったんだ」


俺は魔法騎士の母親と、凡人以下の父親から産まれた魔法使い

たくさんいる兄妹たちの中で、一番母に近くて・・・

けれど、俺の家では「魔法が中の下程度にしか使えない」ことが当たり前だったから・・・

家の均衡を保つためには、俺は家族の平均に合わせる必要があった


けれど、何もしないでいたらせっかくの力を無駄にしてしまう

物心付く前に殉職した母さんと同じ力量があるんだ。大事にしたくて、俺は裏でこっそり魔法の訓練を続けていた

無詠唱を編み出したのも、このタイミング


魔法学校に入学した後は、そこでいい師に巡り会えて、メキメキ才能が伸びたとか適当な事を言って・・・本来の実力を出そうと思っていた

しかし、そんな俺の事情を知らない周囲は、無詠唱で魔法が使える俺を「天才」だといい始めた

噂は止まらず、否定しても・・・俺は天才の枠組みへと押し込まれた


退屈を覚えた日々の中、俺と同じように魔法が好きで・・・魔法騎士を目指している男がいた

それがクロード

こいつとなら、俺はこれからも魔法使いとして成長ができるだろう

ライバルという存在に憧れて、俺はクロードに声をかけた

こいつなら、互いに伸ばしあえる存在になれるだろうと信じて


俺より様々な魔法知識があるあいつに憧れた

賢くて、しっかり者で、補習常連のシャーロットと座学サボリ魔の俺の面倒を見ながら、成績は常に上位を保ち続けた・・・「努力の天才」

天才という言葉は、クロードの為にあるものだと・・・俺は信じて疑わなかった


けど、俺が天才と呼ばれる度にあいつは心を痛めていた

それに気がついたのは、あいつが死んだ後

・・・あいつの遺品である手記を読んで、初めて知った事実だ


「なあ、時子」

「なんですか、しーさん」

「俺は、クロードを苦しめるだけの存在だった。出会わなかったほうが良かったのかな」

「・・・正直な事を言いますね」

「ああ」

「クロードさんには悪いですが、この流れでありがとうをいいたいぐらいです」

「正直すぎないか」

「ええ。だって、クロードさんと出会わなければ、この未来はなかった。今、この島にいる住民は・・・パスカル魔法帝国が滅んで、しーさんが旅をして・・・見つけてくれなければ、最悪な未来を辿っていましたから」


俺の手を優しくすくい、握りしめてくれる


「全部が全部悪いことではありません。それとも、しーさんは私に出会えたことも、後悔していますか?」

「いや、後悔していない」

「それはよかった。いいですか、しーさん。過去を顧みても、それは変えることができません」

「知っている」

「だから、まっすぐ。未来だけを、見ていてください。約束ですよ、しーさん」

「ああ。約束だ」


小さく指切りをして、この話は一段落

さて、語りたいことは終わったし・・・そろそろ寝るかと思った瞬間

時子は最後の疑問を俺にぶつけてきた


「ところでしーさん」

「何かな時子」

「クロードさんが持っていた黒竜の杖は、どうしたんですか?」

「ん?ああ、しっかり解呪して、神官に頼み込んで特別葬儀をしてもらって・・・最後はクロードと一緒に埋葬した」

「クロードさんと!?」

「ああ。杖側も、クロードのこと気に入っていたしな」


それに、魔法使いにはある伝統がある

時子も一応、魔法使いの端くれだ。伝統を教えておこう


「いいか、時子。魔法使いはよっぽどのことがない限り、生涯最期の杖と共に埋葬する伝統があるんだ」

「なぜ?」

「来世でも魔法の縁を結ぶためと言われている」

「クロードさんは再び魔法の縁に恵まれているのでしょうか?」

「んー・・・それはないと思うぞ」

「?」

「埋葬時、俺はクロードの意志を尊重して、伝統は守るけど魔法の縁を結べないよう・・・杖、折ってきたから」

「なぁ・・・」


魔法を恨んだ男が、再び魔法使いになるのは・・・流石にな

これぐらいしか出来ないが、せめて来世は魔法が関係ない場所で幸せになってくれよ、クロード

ついでにシャーロットの杖と、レリウスに送る予定だった杖も叩き折って、お前の髪と一緒に埋葬してるから、後は自分でどうにかしてくれ


「さて、時子。そろそろ寝るか」

「この流れで寝れると思っているんですか!?」


時子の叫びを後ろに、俺は目を閉じる

拝啓、クロード。俺は今日も無様に、人生にしがみついている

お前ら家族を、レジスタンスを仕事とは言え、殺し続けた俺が幸せになっていいのかわからないけれど

せめて死ぬまでは、この穏やかな日々を、誰かを救いながら過ごすつもりだ


宿命はここまでにしよう

後はそれぞれの・・・人生の時間だ


・・・けど、もしも叶うのなら

俺は今度こそ、お前と二人で研鑽しながら魔法騎士を目指す未来を・・・歩いてみたい

なんて、魔法を恨んだお前に言う話でもないか

誰にも聞こえない声は、眠気と暗闇に紛れた

俺の願いは、誰にも聞き届けられることなく・・・消えていった

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