間奏:九重一馬と大事な夏の後輩

本間奏は別枠で投稿している「九重兄弟の一日入れ替わり生活」に関する小話をやっています

できれば、先に本編からお楽しみいただければ嬉しいです


・・


おまけ1:双馬は結で、深参は志貴で

一馬「で、僕は?って・・・なんでそういう流れになるの」

一馬「確かに、相棒みたいな存在には憧れるよ」

一馬「けれど、拓実も夏彦も相方がいるでしょう?双子のお兄さんと二階堂さん」

一馬「でもね。僕にも一応いるんだよ。特定の相手」

一馬「「指揮者のクンペル」を見届けてくれた君はわかるかもね。その相手が」

一馬「あの子も、ここまで尽くした僕に何もせずにしたくはないらしくてね、僕主人公で一本書いてもらっちゃった」

一馬「いつになるかわからないけれど、会えるといいね。今度は、サポート役じゃなくて主人公として!」


おまけ2:深参兄さんのお友達

深参「・・・学外に友達、いるんだけどな」

悠真「ああ。そうだな。お兄さんに信じてもらえなかったのか?」

深参「信じてるも何も、悠真のことは知ってるだろ。いることを知っててからかうやつなんだよ、うちのお兄様は」

悠真「へぇ・・・意外とおちゃめな人なのか?」

深参「茶目っ気は・・・あるな」

深参「すぐに自分の死をネタにしだすところとか」

悠真「それは茶目っ気があるとは言わない。ブラックジョーク好きのほうが近い」


おまけ3:かずくん

一馬「・・・あれ、この呼び方に対してコメントをしないといけないのかな」

一馬「昔から、母さんは僕らの名前をちゃんと呼ばなかったんだ」

一馬「この名前はあの人・・・わかりやすく言えば「父さん」がつけたものなんだけど・・・母さんなりに気にしていたのかもしれないね。深参だけは、三つ子なのに法則から外れていたから」

一馬「ほら、僕と双馬は名前に馬が入っているでしょう?深参だけ別」

一馬「一人だけ仲間はずれみたいな名前。だから母さんは僕らを「かずくん」「そうくん」「かみくん」と愛称で呼び続けた」

一馬「三つ子は三つ子。仲間はずれなんていない。大事で、変わりないよというように」

一馬「・・・誰にも言えていないけれど、僕は母さんとした最期の会話が今も忘れられなくてね。今も時折思い出しては、体調を崩してしまうんだ。情けない話だけどね」

一馬「僕のことを「かずくん」と呼ぶのは、後にも先にも二人だけ」

一馬「母さんと、紗雪だけなんだ」

一馬「彼女が目覚めたら、どうするべきなんだろうね。思い出のその呼び方を、やめてほしいと言うのは・・・病気で、二十年近く眠り、その間に何もかもを失い続けた彼女に告げるのは酷な話かな」

一馬「・・・どうしたものか」


おまけ4:ちきちき!夏彦よくばりセット完成!

一馬「僕でここは一段落のようだね。皆さんお疲れさまでした〜」

拓実「まさかお前まで呼ばれていたとは・・・」

尊「え、大護君に一葉さん?」

一馬・拓実「違います。息子です」

尊「そ、そうかい・・・確かに、一馬君?の方は茉莉ちゃんの面影があるね。ごめんね、二人共」

一馬「いえいえ、お気になさらず」

拓実「そういうあんたは誰d」

一馬「・・・拓実。この人は夏彦のお父さんだよ」

拓実「マジか・・・死人とも会えるなんてこの空間なんでもありだな」


・・


巴衛「そういや、かやすけは?」

東里「雪時さんなら、お隣の打ち上げ会場ですよ。ハーレムにはさせないと・・・」

真幌「前半五人はあの人の相方以外全員女の子らしいじゃん?だからじゃね?」

砂雪「てか真幌。なんで俺はお前に付いて来て打ち上げに参加しているんだ?」

真幌「それはな、お前がよくばりセットの要だからだ」

砂雪「・・・?」


・・


巴衛「そういえば、次の休暇用レコードもう作り始めているんだって?」

東里「らしいですよ。相変わらず計画性皆無ですよねぇ〜」

巴衛「次は誰になるんだ?お兄さん知りたいな!」

東里「次回は!弘樹さん、彼方さん、カルルさん、一月さん、クロードさんの5人らしいです」

巴衛「・・・弘樹って、冬夜の養父か」

東里「クロードさんは初登場ですが、名前は収穫祭シルヴィア編で出てきているそうですよ」

巴衛「ふむふむ。一応5月中に全部公開予定だそうだ」

東里「お楽しみいただければ、幸いですね」


・・・


九重一馬編に関して


神様、仏様、一馬様・・・都合がいい事態を引き起こせる素晴らしい存在たちです


一馬兄さんの凄いところは、その性格の柔軟さ

父親譲りの人脈。大護を含め、都合の良すぎる設定郡

いやぁ・・・便利すぎて涙が出ちゃうね。一馬兄さんは恐ろしい子!


本編である「夢守ノネットシンフォニア」と・・・

彼の主人公本編「寝覚める白雪は約束の夢を見る(仮題)」で便利すぎる動きをしてきますし、恩返し、構想ではノブレスフルールまで主要人物の支えになるというとんでもっぷり

夏彦と真純虎徹は一馬カウンセリングを受けないとだめになる身体にでもされているんですかね・・・?

(九重教室、東里と覚以外一馬カウンセリング必須そう・・・)


彼の便利具合で一番目立つのは「人脈が膨大なので情報収集が容易」という部分から、欲しい情報を調べる時間を短縮して「ぽんっ」と出せるところ

なんなのこいつ。柳永村の神憑きの儀まで把握してるとか変態か?

ちなみにですが、その情報は巳芳父経由で引き出しています。ガバガバ過ぎて涙が出てくるね巳芳家


一馬兄さんの便利さは異常なんですよね。どんな状況下でもとりあえず突っ込んでおけばどうにかしてくれるという信頼も強い

もう私は九重一馬なしには生きていけません。今も設定資料に足を向けて眠れていない状態です

もう全作品九重一馬出しておきたい。どうにかしてくれる。どんな難題でも解決してくれる。そこに置いておけば勝手に解決してくれる!うわ超便利!アホ毛吸わせて!


・・・そんな一馬兄さんも色々と抱えて生きています

元々、大護(父親)と似ていることに対して非常に嫌悪感を抱いています

自分と深参を育てる一方で双馬は放置という仕打ち

母親に対する興味のなさそうな態度

挙句の果てには兄妹は実験材料にしていることに気が付いた彼は、長男として九重家を守ろうとしています

人でなしの父親から、他の兄妹が何かをされることがないように


一馬兄さんに「父親に似ている」と言えば、一馬兄さんも笑顔を解いて無表情になる程度には彼の地雷です。父親の話題はNG

それから茉莉。母親のことは嫌ってはいませんでした。できれば、救いたかったと後悔する程には、茉莉に手を差し伸べられなかったことを悔やんでいます


それが起因した一馬の異変が「かずくん呼びをされると具合が悪くなる」こと

かずくん呼びは「母親である茉莉」と「御城紗雪」の2名だけが行っております

(結はかずちゃんですね。くんとちゃんの違いは大きいっぽいです)

かつて同じ病室。病気の影響で眠り続けた紗雪が目覚めた先は二十年後

一馬兄さんの事情も何もかも知らない彼女にとって「かずくん」呼びは昔からのつながりの一つ

彼が母親で苦しむ過程と、紗雪からそう呼ばれることが当たり前と葛藤する様子をやるのも楽しみです


実のところ、彼の隠し設定が1つ

九重の三つ子は一卵性の双子と単独の子供で別れています

どこでも、自分と一卵性双生児である子供は双馬だと思っていますが、実際は深参

双馬と似ているといえば、三つ子なので似てはいますが・・・身体スペック等を考慮したら普通にそっくりなのは深参だったりします

(これは一馬も双馬も知りませんが、深参兄さんは最悪レベルの運動音痴で体力なしですので、実質「ちょっと動ける音楽馬鹿な一馬」です。対義語は「貧弱で頭がよすぎる深参」)

食っていけるような何かの才能を有している部分が判別方法ですね


双馬兄さんもなんでもできるハイスペックなのですが、一馬や深参みたいに才能一本で食べていける程度ではありませんからね。

ちなみに、生前の大護はこの事実に気がついていません

茉莉は薄々気がついていたようですが、彼女にとってはどうでもいいことなので、気にしていないようですね


本日はここまで!また次の間奏でお会いできれば嬉しいです!


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る