間奏:穂宮有馬の昼寝場所

・おまけ:穂宮有馬に関するえとせとら

有馬「なぜこんな」

有馬「んー・・・まあ、やらないと昼寝ができないというのなら、やらせてもらう」

有馬「改めまして、実験ナンバー9番こと穂宮有馬。今は高校教師をやっている。担当教科は化学だ」

有馬「年齢は・・・この話の時点では二十三歳だ」

有馬「名前の由来は、本編でも軽く触れたと思うが・・・親がギャンブル中毒でな。特に競馬が好きだったんだ」

有馬「俺が産まれる少し前に、なんだっけ?さんれんたん・・・?だったかな。あれを有馬記念で当てたらしくて」

有馬「で、その勝利記念と、その勝利を忘れないために息子の名前を「有馬」にしたっていう、なんとも悲しい由来でな・・・」


有馬「ふぇ?能力?まあ、そうだよな。この話の登場人物、全員能力者だし・・・」

有馬「俺は他人の能力を調整する能力者。同じ能力を持つ存在は何人かいるが、広範囲かつ細かく能力を調整できる存在は一桁の俺しかいない」

有馬「能力行使の代償は「活動時間の低下」」

有馬「・・・俺がよく寝ているのは、そういう理由だ。使いすぎたら、寝ている間に死んでるかも」

有馬「まっ・・・それでもいいわけですよ。真昼を生かすには必要な能力だ。代償ぐらい安いもんだ」


・・・


・有馬編に関して

本作は別サイトの短編マラソンの一周目に投稿した作品になります

確かお題は「秘密基地」

有馬のツリーハウスは元々彼らの本編「放課後の君に花束を res novae nova」内の構想の中に存在していました

実際に形にしたのは本作が初めてとなります


元々人であった恩師の木に集まる、恩師の能力の片鱗を分けられた九人の子供。

能力の代償と実験の副作用に苛まれた彼らに残された時間はほんの僅か

それでも夢を叶えたい。やりたいことが、伝えたいことが残されている


本作の九人は有馬を除いて全員が学生です。有馬と共に出てきた真昼は、そう遠くない内に投稿予定の「笹部悠高編」でもお話しますが、外の世界を知らない能力者になります

能力の強大さですべてを諦めた彼女に、八人は短い時間でも寄り添うことができます

そしてまた八人全員が彼女の夢を、叶えてあげることができます

「放課後の君に花束を」は真昼を中心とした革命と儚い夢の物語になっております

・・・ま、未だに話の内容が決まっているのって巡と悠高と有馬と日依ぐらいしかいないんですけどね!


ルート分岐で八人全員の個別章を用意する予定です

いつか、彼らの本編も用意したいところです


・この話ができた経緯

放課後の君に花束をの構想を得たのは高校時代ですね

新生活に浮かれて、中学には存在しなかった文化系の部活にはしゃいで・・・ふと思ったことは、部活を定めて青春したいなぁ・・・それだけだったのです

最初は「能力者×部活」の恋愛ものでした。その名残、もう能力者しか残ってなくて悲しい


真昼も当時は能力者だけど能力の使い方を忘れて、外で生きていた能力者であり、有馬から学校に連れ戻されたという展開でした。この方が良くない?とかたまに思うのですが、今の隔離能力者設定も結構好きだったりします

夢も未来も全部諦めた女・・・いいと思いません?


本日はここまでですね。それではまた次回の間奏で!




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