間奏:九重双馬と家族のアルバム
おまけ1:軽い登場人物紹介
・九重双馬
九重家次男。非凡系メンタルお豆腐。職業は公務員。行方不明になったと思えば既婚者で帰還し兄弟たちをひっくり返らせた。かなりの大食い。眼鏡っ子、女装が似合う等非凡らしい才能を見せていく。兄弟の中でなんだかんだで一番人間らしいと長兄は述べる。鬼次男と呼ばれているが兄妹たちの将来をかなり心配している影響で様々なことに口を出す為。実際は一馬以上に争い事が嫌で、穏やかさが目立つ性格だったりする。ちなみに例の本でよく見ていたページは純愛もののページだったりする。彼シャツは性癖
・九重結/立華結
そうちゃんのお嫁さん。メンタル超合金で双馬のメンタル補強担当。職業は調理師。どんなことにでも前向きで、笑顔をたやさず、誰にでも手を差し伸べられる女性。幼馴染の一馬や深参は泣いたことが見たことないと告げるが、それでも一度双馬に別れを切り出された時は泣いたそうだ。泣き虫だった双馬を可愛いと思うと同時に守りたいと思い、王子様気質な部分が出てくるようになった。童話が好き。スカートは苦手だが、そうちゃんを喜ばせるためなら少し頑張ろうと考える。押しはかなり強い
・九重一馬
九重家長男。病弱系ブレイン担当。職業は中学校教師。四年後で全力で咳こんでいる人。持病です。カルペスが大好物でよく飲んでいる。昔は5:5で飲んでいたが、今は7:3にしている。三つ子で仲がよく、からかいあうのはいつものこと。ちなみに例の本でよく見ていたのは調教もの
・九重深参
九重家三男。絶対音感の感覚派。職業は作曲家。ピアノ専攻だが、ヴァイオリンが趣味でよく弾いている。志貴と連弾をするのは響子にあえて譲り、それ以外の楽器で彼と合わせている。かなりの正直者。兄弟の前では嘘をつかない。ちなみに例の本でよく見ていたのは複数人もの
・七峰志貴
深参の親友。天性の才能を持ったピアニスト。事故の影響で指を失い、奏者としての生命は断たれている。今でも世界中を飛び回るピアニストである響子からライバル扱いをされている。明確な意志を抱えて動くが、今は息を潜めている状態。深参と響子が大好き
・鳴瀬響子
世界中を翔けるピアニスト。学生時代の志貴とはライバルで、彼との連弾で深参とはよく揉めている・・・志貴の隣を決めるだけでも一時間以上揉めている。黙っていれば綺麗なお嬢さん。しかし深参とよく喧嘩している姿を目撃されているため、ついたあだ名は狂犬とか・・・
・九重奏
九重家四女。明るく元気な九重家のムードメーカー。成績でも双馬を騒がせる。幼少期に双馬からトランペットを贈られており、兄妹の中でもかなり扱いが異なる。ある一件で確執が深く、結が間に挟まれないと会話すらなかった。今はかつてのように仲の良い兄妹に戻っている
・九重伊織・九重紡
双馬と結の双子の娘。お姉ちゃんが伊織は明るい性格。その点は結とよく似ている。言葉を覚えるのも早く、たくさんお喋りするのが大好き。妹が紡。のんびりした性格でその点は双馬とよく似ている。引っ込み思案で口数は少ないが、口を開けばたくさんお喋りしてくれる。二人とも奏おばちゃんが大好き。でもそれ以上に両親が大好き。双馬の足によく纏わりついている。でも双馬の眼鏡は嫌いだからしょっちゅう狙って外そうとする
・九重司
一応本編主人公の九重家六男。カルペス飲んで追撃した程度の出番
・九重三波
他作品の主人公をパシリにした九重家四男。カルペス飲んで司を嗜める程度の出番
・九重志夏
遊びにいかず長兄とカルペス盛りをする兄思いな一面を見せた少し変わり者気質な九重家次女。カルペス飲んでからかう程度の出番
おまけ2:三つ子と結と志貴
響子「泣き虫・・・意外ね。何をしても動じなさそうなのに」
結「そんなことないよぉ。ああ見えて繊細なんだよ」
結「・・・もちろんしーちゃんもね」
響子「詳しく」
結「昔はねぇ・・・よく九重家に集まって遊んでいたの」
結「かずちゃんがいつも寝たきりだったからね。そうちゃんもかみちゃんも、かずちゃんの側を離れたがらなかったから」
・・
一馬「ねえ、皆。外で遊んできていいんだよ」
双馬「やだ。かずも一緒・・・」
深参「かずとそうが一緒じゃないと、俺もやだ。な、志貴?」
志貴「・・・うん」
志貴(僕は別に深参くんがいればいいけれど・・・)
結「皆で一緒じゃないと面白くないから、かずちゃんは気にしなくていいんだよ。私たちはいたくているんだから」
一馬「結ちゃん・・・うん。ありがとう」
双馬「結ちゃんの言うとおり。僕たちは三つ子だから」
深参「できるだけいつも一緒にって、決めたろ?」
・・
結「って、具合にいつも一緒でさ・・・」
響子「私が結なら折れそうだわ・・・」
結「でも、小学校に入ったぐらいかな。かずちゃんはとても頭がいいことがわかってさ・・・お父さんに連れられて色々なところに勉強に行かされたんだって。かみちゃんは響子の前で言うのもなんだけど、作曲の才能があるでしょう?それで、楽器を習うようになって家にいる時間が少なくなったの」
結「相対的に、そうちゃんは留守番が多くなったんだよね。ご両親に放置されることも多くなって、うちで一緒に過ごすようになったの」
結「おかげで、一緒にいる時間が長くなって・・・まあ、この関係に落ち着いたわけです」
・・
両親が事故死。倒れた兄の代わりに喪主を務めることに
三男はメンタルブレイクで使い物になりません
妹と弟たちを支えないといけない。泣き虫な彼は下を不安にさせないよう泣くことを自分に禁じました
葬式を終え、兄妹たちの大黒柱として機能することになりました
苦手なものはできるようにして、嫌いなことも率先して
蚊すら殺せなかった豆腐メンタルそうちゃんは、害虫駆除もお手の物になってしまいました
よき兄であり、厳しい兄でもありました
けれどその課程で色々と諦めたことがあります
トロンボーンもその一つ。奏との確執は、これが原因です
それに加え、裏では悪意100%の弟から「お前の彼女も三男の親友みたいに酷い目に遭わせよっか!」みたいな脅し付き!
双馬だけじゃなくて大抵の十八歳の少年が耐えられる話じゃないですね
少しは手加減しろよ
双馬は良くも悪くも個性的な九重家の「平均」な立ち位置として用意しています
上にも下にも寄り添える中間地点。それが九重家次男
平均にしてはスペックが面白いことになっていますが、あくまで「九重家の平均」
奏と深参は音楽才能全振り型
三波と一馬は知能全振り型ですね。全振り型はそれ以外の全部が駄目駄目です
桜が世間の平均
音羽と司は世間的な平均以上
志夏と双馬が世間だと高スペックに位置する万能組ですね
この高スペ万能コンビが九重家の平均扱いなのおかしくないか・・・?
しかしこの万能コンビの弱点は「何でもそつなくこなせるが、その技量で食っていける程の才能はない」こと
それ故に、父親に興味は持たれませんでした
なんなら自分の手から離れ、立華の人間に育てられた要素が強い彼は「失敗作」として扱われており、大護からは「いないもの」として扱われていたのはここだけの話
双馬は父親を慕っていましたが、現実は非常に残酷ですね
最も、その事実に辿り着いたのは一馬だけ。彼は何も知らないままです
これからも知らないでいて貰いたいものです
そんな双馬兄さんですが、割と多趣味だったりします
ゲーム好きで読書も好き(だから視力が悪い)
高校時代にクラスメイトに誘われてフェンシングもするし
一馬の影響で頭はいいですし、深参の影響でトロンボーンは始めるし
掃除も料理も好きだし、近所のおじちゃんたちに混ざってゲートボールもやるし・・・
基本的に他人の影響が大きいのですが、一馬深参と違う部分は何にでも積極的に挑戦するところですかね
他人や物事に流されやすい彼でも、唯一自分で決めた事が結関係の事になるのは面白い話
一馬から「ませている」と言われたのですが、結との付き合い自体は小学五年生かららしいです。ませているな、この次男
大学卒業して落ち着いたら結婚しようなとか言い出したのは高校三年生の夏らしいです。ませているなこの次男!
それでも結には一度も手を出していないらしいです。そこは真面目な次男・・・
作中では公務員をしている彼ですが、高校時代は一馬の病を治す勉強をするために医学部を志望していましたし、成績自体も余裕で狙える立ち位置でした
そんな彼の道が大きく狂うのは両親の死から
いつか、書くことになるんでしょうけど・・・結構しんどい話ですね
個人的にはこのそうちゃん、結構気に入っていたりします
動かしやすい設定というのもあると思います・・・兄には流石に敵わないのですが
それに、人間味が薄い九重家の面々で唯一人間くさい生き物ですから。後、泣かせ甲斐がある
話も長くなりましたね。本日はここまでにしておきますね!では、また間奏で・・・
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