間奏:白咲羽依里と幼き日の約束

おまけ1:軽い登場人物紹介


・白咲羽依里

心臓の病を抱えて長く入院生活を送っていた少女。高校三年生から復学し、最後の高校生生活を送っている。数多の共通項を持つお隣さんこと悠真の幼馴染で恋人。膝下まで伸びた金色の髪に空色の瞳を持つクォーター。もう少しで学校イベントが終わるので病院に戻されるのだが、その間に彼と沢山の思い出を作ろうと今回のイベントに参加した。おとなしい性格だが、彼の前では少しだけ背伸びをしてお姉さんぶりたい。年相応に色々なことへの興味が凄まじいが、身体がついていかないことに憤りを覚えているのは内緒です。


・五十里悠真

過去の傷を埋める為に奮起する少年。幼少期から羽依里に惚れ込んでおり「今日の俺は昨日の俺より羽依里が好き」という理由で彼女に毎日愛情表現を欠かさない数多の共通項がある幼馴染兼恋人。カメラマンを輩出し続ける家系に生まれ、彼もまた風景写真専門で写真を撮り続けている。けれどいつかはもう一度、羽依里の写真を撮りたいと心から願っている。自分のことよりも彼女を大事にする傾向のせいで、自分のことが適当になりやすい性質があることには、周囲も気がついているが本人は気がついていない


・穂月藤乃

名前だけ出てきたあの子。悠真の家こと五十里写真館のお向かいに存在する穂月呉服店の娘。今回は父親が営んでいる貸衣装の方がメインで登場している。本日の功労者。明日、衣装返却時に悠真からブルイヤールネージュのチョコレート菓子セットをいただいている。悠真と羽依里、絵莉とは同級生。その容姿から黙っていれば大和撫子と言われることも多い。クラスと部活のムードメーカーでもある

今回出番がなかったのは、想像以上に貸衣装屋が盛況で手伝いで外に出られなかった影響だったり


・吹田絵莉

名前だけ出てきたあの子。土岐山商店街にある吹田生花店の娘。悠真と羽依里と藤乃とは同級生で同じ部活の友人でもある。少しサバサバした性格で思ったことを素直に言ってしまうタイプだが、金髪に染めた理由は「好きな人が金髪の子が好きだから」と、一途な恋をしている一面も存在する。すでに、諦めていると公言はするが、まだ未練があるようだ。今回は商店街お買い物福引大会のガラガラ係に抜擢されていたので出番がなかった様子。しばらく耳にガラガラ音と上位賞が当たった時の鐘が離れず苦労することになるのは別の話


・五十里朝

悠真の妹。中学三年生でソフト部に所属している。悠真のことを「おにい」、羽依里のことを「おねえ」と呼び慕い、妹として二人に全力で甘えつつ、その関係を陰ながら応援している。今回出番がなかったのは、写真館で行っていた写真現像の受付手伝いをしていたからだったりする。のんびりした性格だが、兄があれだし、両親も結構抜けている人。それ故にかなりしっかりした少女に育っている。思い込みは、激しいが。後日、ヌード写真集は羽依里より密告を受け、彼女が発見。母と共に父親と兄を正座させて説教をすることになるのが、今回の後日談だったりする


おまけ2:だめだめだめだめだめだめだめの穂月家

悠真「んー・・・」

羽依里「悠真・・・なんでかぼちゃのキグルミを着てウンウン言ってるの?」

悠真「やっぱりサキュバス」

羽依里「・・・露出が多いから駄目です。歩くのも恥ずかしい」

悠真「じゃあ、ミイラ」

羽依里「それ、どうやって着るの?」

悠真「巻くだけだろうな。あと白タイツがセットらしい」

羽依里「却下!我儘すぎるかもしれないけれど、その、身体のラインが目立つのはちょっと・・・」

羽依里「後寒そう」

悠真「おーけー。じゃあエンジェル」

羽依里「・・・なんかヤダ」

悠真「どうして?可愛いのに」

羽依里「頭の輪っかはセットなんだよね」

悠真「そうm・・・あ、うん。駄目だわ」

羽依里「でしょう?死んでる感じなのはちょっと」

悠真「じゃあヴァンパイア」

羽依里「意外と厚着。これなら」

悠真「羽依里に血を吸われるって想像だけでもなんか・・・うん。駄目だ」

羽依里「・・・」

藤乃「悠真ダメダメうるさい。羽依里ちゃん魔女っ子とかどうよ」

羽依里「あ、これなら・・・!」

藤乃「あと。そこのバカラメラマンは絶対に駄目。かぼちゃきぐるみとかありえないから。さっさと脱いで」

悠真「えぇ〜」

藤乃「魔女の使い魔っぽいの貸してやるからさぁ。バイトさ〜ん!ふわふわしっぽ持ってきて〜!」

尚介「あいよ。ケモミミ付きな」

悠真「は?ケモミミ?」

藤乃「これで道中闊歩してこいよ?」

羽依里「可愛い・・・」

悠真「え、あ・・・」

悠真「マジかぁ・・・」


・・・


白咲羽依里編に関して


しらさきじゃないよ、しろさきだよ

修輔レベルではないのですが、変換が難しすぎて辞書登録されている白咲羽依里さんです

こちらでは、彼女はわりと馴染みがある方ですね。そうですそうです。あの羽依里さんです

本編は「春来る君と春待ちのお決まりを」

こちらはカクヨムの方でも投稿していますので、本編もお楽しみいただければ嬉しいです


春待ちの二人はじんわり、ゆっくりと尊重しながら進んでいきます

五十里家の問題がめちゃくちゃ面倒ですからね

少しずつ、少しずつ、互いを気遣いつつ進んでいく。上手く書けるかはわかりませんが、今できる事をしっかりやっていく予定です

これからもよろしくお願いいたします


本作が出来た理由は・・・そうですね。成人式の写真撮影ですね

人が多い場所が苦手なので成人式には行かなかったのですが、祖母の頼みでどうしてもということで写真だけは撮りました

その写真館は美容室と一緒になっていまして、なんだかんだで五十里家のモデルだったりします

その時に祖母がとんでもないことをいいましてね

・・・その成人式の写真、祖母と母の三人で撮ったのですが、祖母が「この写真、綺麗に撮れてるから、もしものことがあったら遺影にしてね」なんていいまして

それが悠真さんのトラウマの元ネタなっていますね。元ネタ!?


ラブコメやりたくて始めたのに、全然イチャイチャしてくれない

もう少しバカップルしていいのよ・・・?なのに、そこは羽依里さんの事情があるので仕方がないですね


これは高校卒業後に期待だなぁ・・・


春待ちは記録を残す、というのも裏テーマとして用意しています

尚介、朝、絵莉、廉、藤乃のメイン五人だけじゃなくて、学校生活に関わる英城寺、川蝉、弓削や、彼らが育ってきた環境として大きく関わる家族や親戚、商店街の面々にもスポットを当てながら、悠真さんと羽依里さんの二人の一年をお送りしていきます

その過程で、やはり展開が長くなる場面はあります

それでもやはり二人は周囲に見守られつつ育ってきたという点を大事にしたいので、展開が長くなろうとも、進捗が遅くなろうとも!じっくり一年をお送りしたいのです


ちなみにですが、メイン七人は個人章があります

尚介はすでに「雪笹の章」を用意しております。彼の家族に関わる記録の話ですね

その次には朝の「黎明の章」

絵莉の「茉莉花の章」

悠真の「悠遠の章」

ここで前半が終わりですね。道中で他のイベントも出てきます

・・・前半で五十里家の問題にはケリをつけますので、安心してくださいね

後半は廉の「清廉の章」

藤乃の「藤影の章」

羽依里の「羽風の章」を経て・・・季節は冬に、そして最終章へと向かっていきます

最終章(高校編終了)ですね。あくまで高校生が終わるだけ!


恩返しみたいなおまけと言う名の大学編(笑)なバカップル編は存在しているんだ・・・ハヤクヤリタイ・・・ヤリタイ・・・

水着着せたい(強欲)

彼シャツさせたい(強欲)

浴衣着せたい(強欲)

振袖は写真だけならセーフだよな(強欲)

お酒飲ませて悠真さん困らせたい(強欲)

なんなら羽依里さんを裸で布団に丸まらせておきたい(色欲と強欲のセット)

夏の訪れ大人verさせたい(正当)

うーーーーーーーーーーーーーーーーん!こいつ!もう欲を隠しきれていない!

そんなに早くやりたいならちゃんと書こうな

毎日一話じゃ十年経っても終わんねえぞ?


と、いうわけで本日はここまで!また次回!

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