間奏:二階堂鈴のキッチン

おまけ1:軽い人物紹介(メイン編)


・二階堂鈴

料理上手な元神様。最近は大人な振る舞いを心掛けているが相変わらず鳴き声は「むっ!」「むむん!」と特徴的。竜胆と共に辰の憑者神として江戸時代から不老不死の運命を背負って歩み、夏彦の力によって人間としての暮らしを手に入れた。彼とは時折経て恋人、婚約者と関係を変えて、もうすぐ奥さんになる。浮き足立つ姿は完全に子供。面倒くさい生き物をやっている夏彦の思考軌道修正係


・巽夏彦

鈴を人に戻した今代の辰であり、神語り。幼少期に育ての父親と生みの母親に虐待されてた過去を持つ。割り切っているとはいえ、その記憶と心に刻まれた傷は多く、彼が心から嫌だと思った事象に対面するとごく稀にだが幼児退行を引き起こしてしまう。多方面で面倒くさい生き物。鈴に支えられながら、これからを考えつつ毎日を彼女と共に生きている。竜胆によくメンタルケアされている


・竜胆

鈴と共に二百年の時を歩み、夏彦と現在進行形で鈴を共に守っている癒しの力を持った龍神。のじゃのじゃと古風な喋りをするが、割とミーハーで噂好きな一面がある。我慢強い元主人である鈴と、どうでもいいことを考えすぎて面倒なことに陥りやすい夏彦を側で見守りつつ、たまに助け舟を出してくれる世話焼きな一面のある神様。人界に顕現している時は鈴と夏彦にしか見えないし話せないのでそこが少し寂しいところ


・巳芳覚

ちゃんと脚力というものが存在した巳の憑者神。ご先祖様である巳芳智が鈴の異母兄にあたり、ある意味親戚関係だったりする。夏彦の高校時代からの友人だが、彼の方が年下。浪人している夏彦に女性関係で揉めていたときに救われた経緯があったりする。最近は同居人のあの子と一緒に実家を破滅させる計画を練っているらしいが・・・まあそれは別のお話ということで


おまけ2:軽い登場人物紹介(サブ編)


・卯月東里

今回は変態発情行為が目立たない良識人な卯の憑者神。馬越風花という許嫁の相手で翻弄しているらしいが、鈴や覚からしたら「お前には過ぎた嫁」だな・・・とのこと。夏彦と覚とは高校時代の友人。こちらの彼は飛び級である。ゴリ押しである。こちらもまた夏彦に助けられた恩義があり、色々な方向で手を回している。彼の衣装は基本的に全て彼が作成している。その時のテンションは異様に高いらしい


・丑光恵

名前だけでたあの子。丑の憑者神。夏彦とは会社の先輩後輩という立場もあるが、書類上の異母兄妹にあたる。彼女の生みの父親が夏彦の育ての父親に相当し、鈴の一件が終わった後・・・父親のしでかしたことを知り、家出という形だが絶縁をしている。それからは覚の同居人として彼の目的の協力のために奔走することになる


・酉島立夏

こちらも名前だけ出た人。在宅デザイナー兼ハンドメイド作家をしているシングルマザーの女性。娘の絵未の二人と暮らしている。とある事情で夫であった彰則と離婚することになるが、一度も諦めた様子を見せたことがない。いつかは必ず取り戻してやると心に決め、日夜彼を探している。鈴とは引っ越した後でも仲良し。まさか新婚旅行に同伴する羽目になることになるとはこの時の彼女はまだ知らない・・・


・日辻彰則

名前だけ出た人その3。東里の会社で働いている夏彦の同僚。年下だが、そう見えないようなどこか疲れ切った表情と表情と瓶底メガネが特徴的な人。家の事情で立夏と離婚することになり、色々と奔走したが実を成さず。現在は実家に連れ戻されている。まさか同僚の新婚旅行が彼を迎えにいく旅行になるなんて、今の彼は考えすらしていないだろう


・巽夏澄

序盤で出てきた夏彦の生みの母親。現時点で自殺をしておりこの世にはいない。夏彦の育ての父親に「飼われて」暮らしていた。夏彦が七歳の時に離婚し、二人で暮らすことになるが色々と不安定になった彼女はかなりおかしかったそうだ


・山吹尊

名前だけ出てきた夏彦の生みの父親。彼が生まれる前、後に息子の育ての父親になる男に殺された為、この世にはいない。多方面でぶっ飛んだ才能を持っていた青年。両親が交通事故で亡くなって孤児となった過去を持つ。少し風邪を引きやすい普通の好青年。山吹色の髪に翡翠色の目を持っていた。序盤で夏澄が出した食器は生前の彼が使用していたお茶碗とお箸だったりする


・・


二階堂鈴編について


そういえば、優秋ではテンション上がりすぎて話していませんでしたね

優秋と鈴・・・祈までの面々はこれまた別サイトのハロウィンイベントで書いたものになります

お題を組み合わせて・・・というタイプでしたね。めちゃくちゃ楽しかったです

全通りやりたかったのですが、流石に間に合いませんでした


鈴はIntroductionでお話したとおり、今の設定から大きく変わっています

今、こちらで恩返しをご覧いただいている皆様もいらっしゃるでしょうから・・・その設定の変化をお話するのは控えておきます

是非とも、恩返し本編で、恩返しから始まった二百年の物語・・・その結末を見届けていただければ幸いです


本日は短いですがここまで!詳細は語れませんからね!


え?別サイトで恩返しをラストまで読んでいただいた?

いつもどおり?いいんですか?

お話していいんですか?

本当に?

ほんと?いいの?マジで?


















はい。いいと言われたら思いっきり語りましょう

もう遠慮なんてしないもんね!


鈴の設定変更部分は主に「結婚した時期」ですね

恩返しは秋から始まり、夏で終わる物語です

その終わりは鈴の誕生日・・・8月23日に設定しています

そこからは前世の魂へ恩返しをするために生き続けた二階堂鈴ではなく

大好きな人と一緒に生きることを選んだ巽鈴の人生が始まります


続編の「彰則を夕霧まで迎えに行く話」と「居残り組を中心に起こる神狩り」をメインにした「夜想の見た夢。−憑者神と神語りの夕霧夢幻旅行記−」の開始時点では9月下旬

そこではもう巽鈴として過ごしています


恩返しは近況ノートでお話したとおり、追加に追加を重ねて出来上がった話です

最初は普通の社畜と付喪神。けれど鈴は当時から夏彦を探していました

それはなぜか。龍之介の孫だから?

・・・は、流石に理由が薄すぎる。龍之介には悪いですがね

それに付喪神ですからねぇ。前世ぐらいの関係がないと・・・


そこからばーじょんいちっ!へ向かっていきます。覚・東里・恵と都合の良さげな三人組が出てきた辺りです。そこから鈴の基本設定・・・そして本作のメインである「憑者神」と「神語り」が出来上がりました

雪霞様が産まれたのもこのタイミングですね


ちょうど追加の三人と夏彦は苗字が干支ですね。干支関係で能力作ったろ!

元々干支で名前を作っていたのが幸を成しましたね

丑は丑の刻参りがぽんと浮かんだので「呪詛」

卯はうさぎ。飼っていたうさぎがいつもダンボールの中に隠れていたイメージが強くて隠れること・・・「隠密」へ


巳は毒をばらまくのが普通すぎて面白くなかったので器用貧乏にしておきました。その設定で、覚編「呪詛吸い神様と憑者神のお約束。」の首を絞めるとはかつての私も思うまい・・・

こちらは憑者神たちの「最終章」

竜胆の儀式、鈴たちの神堕とし、夜想の裏にいた黒幕

そんな黒幕が主導する巳芳家跡取り争奪戦・・・八人兄弟で殺し合う「蠱毒ノ杯」をメインに覚と恵の終着点をお送りします

最終決戦で総力戦であるので、全員に能力者としての出番はありますよ


これを書いている頃には、まだまだ恩返しの追加が行われている頃かと思います

そちらも楽しんでいただければ嬉しいです!

それではまた次の間奏で!

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