第11話ゲスト
今夜は、三嶋屋で千茶とビールを飲んだ。
終始、千茶は苦しい顔をしていた。
店まで徒歩だが、何回も歩くのを休んだ。最近、千茶は脚にガタが来ているらしい。
やっとのことで、店にたどり着くがそんな感じ。
僕は瓶ビールを3本飲んだが、千茶はやっと1本。
そして、帰宅の道すがら、嘔吐した。
今、彼女は着替えて寝ている。
こりゃ、僕が酔っ払っているわけにはいかぬ。
部屋を暖かくして、ベストな状態で眠らせてやりたい。
初日にこれだと、心配する。
明日まで、僕は仕事なので昼間、ゆっくり寝ていてもらおう。
そして、今回はあんまり酒を勧めないようにしよう。
僕は千茶は家族の一員として、接している。
彼女は第2緊急連絡先は僕の電話番号を設定している。
大阪に住むメリットはない。ゆくゆくは、名古屋に住んでもらおうと考えているが、そこは千茶の意思次第。
今夜は、余り横で執筆していたら、安眠の邪魔になるだろうから、今夜はこれまで。
頭は冴えているが、身体は酔っ払っている。
僕より小さい身体の千茶がちょっと、かわいそうに見える。
酔人、世をはばかる 羽弦トリス @September-0919
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