最後のページ

 もう、書くべきことは書ききった。


 いつまでも、『此処』に引きこもっているわけにはいかない。


 だから、一旦お別れだ。一度私はポエマーを止める。止めて人生に色をつける。今度は画家だ。

 

 青以外にも、彼が見れなかった色も代わりに私が見ることにする。それが、彼に今、私はできることだと思ったから。


 そっちに集中する為に、このノートは一度封印する。


 でも、私はポエムが好きだから、きっと此処に戻ってきてしまうから、変な形で一度終わる。


 そうだな。『此処』がポエムだから戻ってきてしまうのだから、『小説』として黒歴史にして仕舞えばいいだろうか。


 ポエムと小説の違い……そんなの私にはわからないから、取り敢えず、私が知っている方法で区別しよう。


 この文章にタイトルと『副題』を付けて締めくくることにする。少なくとも私は、『副題』のあるポエムなんて見たことがないからね。


【恋とポエムと空模様】

『私と佐藤蒼空さとうそらの物語』。

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恋とポエムと空模様 キエツナゴム @Nagomu_Kietsu

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