第6話 保健師とダイエット
昔、小さな町の臨時保健師してました。
保健師っていうのは、町や市や県全体の病気の予防をしたり、赤ちゃんの成長を確認したり、、、私の尊敬する保健師さんは保健師のいる町の保健センターを「町の保健室」って言ってました。つまり、学校社会でいうところの保健の先生が保健師というわけです。
う〜ん、なかなか説明が難しい。
ので、本題に入ります。
その町の保健師時代に生活習慣病の対策をしてました。町が主催の健康診断で生活習慣病予備軍の人を対象にダイエットをするんです。
保健師が主体になって、食事指導や運動指導してました。
保健師は国家資格です。健康のエキスパート。
ですからエビデンスのあるダイエットをしました。当然、摂取カロリーよりも消費カロリーの方が多くなるように指導します。
健康的に無理なく続けられるように。
週2回ほど全体で集まってヨガをしたり、ストレッチをしたりしながら、体重、体脂肪、腹囲を計測します。一人一人と面接して食事指導や運動指導。
食べてない人もいて、食べ過ぎることと同様にコレも問題。時に「ご飯は150gは食べて下さいね」と指導することも。
勿論、体重、体脂肪のグラフ化。
思ったほど痩せないことへの苛立ちをぶつけてくる人も。モチベーション維持のためにもしっかり傾聴。
確か40人くらいでスタートして脱落者は3人くらいだったと思います。
最後に血液検査。
参加者全員が何らかの数値の改善が見られたと思います。
私は臨時でその後の話は人伝ですが、その事業を研究発表されてその町は何かの賞をもらっていたと思います。
あぁ、保健師の話してたら文体が「です」「ます」調!!
そんなこんなで、あの時期、私も一緒に体重計測してグラフ化。カロリー計算しながら食事してた。
で、その結果。残念ながら覚えてない。
でも、覚えてないぐらいだから、そんなに劇的に体重が減少したわけじゃないと思う。
それでも、あの経験があってこその「今」。
当時、ダイエットされてた受講者の人たちと同じくらいの年齢になって、あのダイエットは本当に素晴らしかったと痛感してる。
私には一対一で保健指導してくれる人はいないけど、基礎知識がある。何となくカロリー計算もできる。今は無料アプリで体重と体脂肪を入力したら自動でグラフ化してくれる。モチベはこのエッセイの投稿で維持してる。
あの時、あの場に入れて良かった。
心底そう思う今日この頃だった。
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