4日目(お風呂)

 彼女の名はラフィ。

 今日は屋敷の大浴場に来た。



「ああ、癒されます。たまには大きなお風呂もいいものですね」


「――ブクブク(ええ、そう思います)」


 プカァ。



「あなたは……」

「どうも、僕です」


 そう言って、男は湯船の底から浮上しつつニコリとほほ笑んだ。



「……あなた、ここがどこか分かっているのですか? 女湯ですよ?」

「もちろん承知の上です。どうです? 裸の付き合いから始まるお付き合い、というのは?」

「どうもこうもありません。お引き取りを」

「そうですか。しからば」


 シュゴオオォォォ!





「…………は、排水口から」

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