第3話 封印(笑)を破り職種を設定す
チュートリアル攻略書を見てみよう!
ということで始まりました。このコーナー。
チュートリアル攻略書を確認するだけのことを一人さみしくするコーナーとなっております。
悲しいなぁ・・・
ここに、一つの書物があるじゃろ・・・、取りだし方がわからない。
「いでよ、チュートリアル攻略書!」
・・・出てきたので次行きまぁす。
片手サイズの本みたいだ!
赤色ベースの表紙だ!
攻略書と表紙にどでかく書いてある!
日本語表記だ!
ということで、見た結果がこちらです。
えっ、外見を見るのではなく、内容を見るだって!?
一人でやっていると、だんだんうざくなってきたので、
素直に中身を見ることにした。
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【みなさまへのご案内】
この度、皆様の世界のシステムが変わってしまっていることを
最初にご報告しておきます。
変わった内容を、こちらが把握できる分だけ書き留めておきます。
【ステータス】
皆様の世界には、RPGゲームなるものがあるようなので、
新しいステータスのシステムはそのようなものイメージしてもらったら
わかりやすいかと。
EXP 規定値 たまるとLvがあがる
HP 自分の体力(0になると死ぬ)
MP 魔力量
STR 物理攻撃力
INT 魔術攻撃力
DEF 物理耐性
RES 魔術耐性
AGI 俊敏さ
HPは自分の生命力です。
HPが0になることが死なので、寿命などで死ぬシステムはなくなりました。
ただし、一定の都市を超えると年を重ねていくごとにデバフがかかっていくので、
生き抜くことは難しくなっていくでしょう。
HPがある既定の割合を下回った時に、腕、足を簡単に切り飛ばすことができます。
その既定の数を再度上回れば、その欠損部分は再生します。
HPが0の時に首を簡単に切り飛ばすことができます。
首を切り飛ばされると、蘇生魔法や蘇生ポーションが聞かなくなります。
攻撃力という表記がSTRかINTであらわされます。
順に物理、魔法の攻撃力に影響します。
相手に触れたときに、この攻撃力がもととなり、攻撃します。
触れた時なので、どれだけかすり傷だろうが、深い傷だろうが、ダメージ量は同じです。
尚、ダメージを与えようとする意志をもって相手を攻撃すると、
相手の肉体を貫通して攻撃することができます。
これも、ゲームの攻撃でよく見る、剣が思いっきり相手と重なっているというものに似ています。
・・・・・
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頭が痛くなってきた。
それはすべてが文章でたらたら書かれていたるからだよ。
まるで思いついた順とでもいうような順序で書かれていた。
その痛い頭ではっきりとわかったことがある。
後ろの方に書いていたのだが、どうやらストレージの出し入れは
イメージだけで行えるものらしい。
いでよ、何て言わなくていいんだってさ。
魔力も使わないんだってさ。
あと初めの文の意味がよくわからない。
システムが変わったがどうだこうだのところ。
僕なりに解釈すると、この夢の世界は
ゲームのような世界になってしまったということを意味しているのかな?
そういうことで読み飛ばしていたのだが、
一つ絵が入っているところを見つけて気になったので読んでみた。
それは、職業設定についての項目だった。
職業設定とは、
この世界では職業がスキルのような感じで定められているらしいので、
スキルを設定するようなものかな。
そして、どうやらカードゲームのようなカード
(攻略書に載っていた絵はそのカードのサンプル絵だった)
が職業設定には必要らしい。
また、毎度の設定には、既定数のLPというものが必要らしい。
と、そこまで確認して気になることがあった。
「最近このようなカードを目にしたような・・・。」
そして思い出す。
あの時の「一万円を一回にしてなくしゲットしたあの伝説の封印されしカード」
であると。
気になったので自分の部屋にあるクローゼットにある黒い箱を取り出して、
中からカードを取り出した。
するとどうであろう、そのカードは、攻略書にあったサンプル絵ではサンプル
と書かれていたカードの上の文字のところが、
クロノス(姫)となっていて、周りの色が自分のは金色と、違うだけであった。
そして、真ん中には白い服を着た人と、そのバックに時計盤のようなものがある絵
があった。
「まさか、あの日から世界はおかしなことになってしまていたのか。」(キリッ)
「じゃあ、LPとかいうのをどうにかして貯めたら、これが使えるということなのだな。」
『カードの使用を確認しました』
は?と思ったその瞬間!!
意識を失ってしまった。
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