第36話 ギルドで
「うわーん、ソータのバカぁ」
そういって、カナデが出て行ってしまった。
(やっぱり泣いちゃいましたね。
スキル担当はお姉ちゃんなので)
(ああ、それでか。
でも、スキルって普通の攻撃の延長なんだな)
(ソータさんはそう思ってるんですね。
本当はステ依存の攻撃なので…あんな簡単に攻撃そらしとかできないはずなんですが…まあソータさんなので)
僕は、カエデにひどいことをしたと思う反面、スキルってしょぼいと思ってしまった。
「改めて、ギルドの説明をさせていただきます」
「お願いします」
「まずは、ソータさんはGランクから始めていただきます。
G、F、E、D、C、B、A、S、SS、SSSと順番にランクが上がっていきます」
「どうしたらランクがあげられますか?」
「ギルド貢献度によってあげることができます。
そうですね、納品、討伐、護衛などがあります」
僕が、受付嬢と話をしていると要と桜が僕の肩を叩く。
振り向いてみると。
手を合わせた仕草をした。
ああ、時間かな。
僕は、笑顔を向ける。
二人は、頬を赤らめてギルドを出て行ってしまった。
あの二人は、忙しそうだからな。
「以上で説明は終わりになります。
なにか、クエストを受注しますか?」
(ソータさん、ちなみにランクごとの取得EXPは50毎に増えていきます。
貢献度は、1クエスト1貢献度になります)
「はい、なにかいいのがあれば」
(ソータさん、鞄の中の素材放出しちゃってください。それで、ランクあがりますよ)
(そうなの?ありがとう、青葉ちゃんは助けられるよ)
「よかったら、木材とか薬草とか大量に持ってるんですけど納品とかできますか?」
「え、ホントですか助かります。
大量と言いますとどれほどでしょうか?」
僕は、鞄を見る・・・各9999個あるな。
初心者村の素材根こそぎ狩りつくしてきたってことかな。
「薬草が9999個と」
受付嬢が青ざめる。
え、なんで?
「ソータさま、申し訳ありません。
ちょっと、受付では限度がありそうなので奥で担当の物がお話を伺います」
そういって、僕は奥の部屋 応接間に通された。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます