第35話 スキル?

フィールドが変更された。


訓練場のようなところに移動させられていた。


碧蛇カエデマフラーの効果はどうしますか?)


(とりあえず、ONでいいかな。避けメインで相手のスキルで遊んでみたいから)


(あはは、お姉ちゃん泣いちゃいますよ。あの3人も)


(3人?)


(ソータさんにはまだ早い話です、そろそろカウントダウンがはじまります)


僕の目の前に、10・・・9・・・8・・・とカウントダウンが始まる。


僕は、双剣を抜く。


相手の男は…でかい斧。バトルアックスだろうか。


それを持ち上げていた。


そして、カウントダウンが進む。


2・・・1・・・0と進むとGo fightの文字が過った。


僕は、走力を籠めて彼に近づく。


一瞬で目の前まで行けた。


おお、黒狼カナメブーツ凄いな。


男は、驚いた表情を浮かべ一拍置いて横薙ぎにアックスを振るう。


僕は、バックステップをする。


「パワースイング!」


男が叫んだ。


スキルかな、ただの横薙ぎ。僕の数センチ前をアックスが通り過ぎていく。


「グラビティスタンプ!」


次は、上段からの振り下ろし。


僕は、左手の双剣青葉で攻撃の軌道をずらす。


うーん、威力も弱いな。


簡単にそらせる。


Strが低いのかなぁ。


「く、トルネードアックス!」


ふむふむ、スイングしながらの回転攻撃か。


僕は、双剣を鞘に納めて男の上空へと二段ジャンプをする。


落下速度を利用して男のモヒカンに踵落としを叩き落とした。


WINの文字が過った。


は?一撃!嘘だろ。もっと楽しませろよ。


そして、景色は変わりギルド内へと戻ってきた。

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