第37話 大量納品
(ふふ、ソータさん。驚いてますね。
そんな大量な納品、ギルドの受付でどうにかできるわけないじゃないですか)
そう言われた僕はハッとした。
そりゃあそうだ。
(それに、ソータさんにはこのあともいろんなギルドに行っていただきます。
中級職人職業の解放と戦闘職業の獲得もしちゃいましょうね)
(青葉ちゃん、頼りになるね。そういえばスキルがないと困ってたことがあったんだ)
(私にわかることなら何でも聞いてください)
(君にわからないことがこのゲーム内にあるの?
いや、そんなことよりも状態異常耐性ってどうにかならないかな?)
(あ、そのことでしたか。
ある職業についてもらえたら解消できますよ。
その職業に就いたら称号取り行きましょう)
(おお、助かるよ)
そんな話をしていたらThe秘書みたいな風体をした眼鏡美女がやってきた。
「ソータさまですね、わたくし当ギルド副ギルド長として財政を管理していますフレメアと申します。本日はよろしくお願いします」
「これはご丁寧に、ソータです。よろしくお願いします」
「鞄の内容の開示をお願いしてもよろしいですか?」
(だいじょうぶかな?)
(大丈夫ですよ、この子は私の設計した子なので)
(そうなんだ)
「では、開示します」
僕は、彼女に鞄の内容を見せる。
それをみて、フレメアは驚愕する。
まあ、膨大に量があるから。
「すみません、こんなにたくさんな量があるとは。
それもすべて最高品質。すべての買取はできないかもしれませんが」
「仕方ありませんよ、状態保存の効果のある鞄なのでまた必要のある時に行っていただけたら納品もできますので」
「ありがとうございます、では今日は・・・」
そういって、フレメアとの取引をした。
結局Gランクの薬草10本納品を10回分として100本を納品し、Fランクの木材10本納品を10回分として100本を納品。
Eランクのポーション10個納品を10回として100個納品した。
なので、GランクがEXP50で500、FランクがEXP100で1000、EランクがEXP150で1500を獲得した。
(ソータさんのレベルが31に上がりました。おすすめでパラメーターを振っておきます)
「今回の納品で、ソータさまはDランクに昇進しました」
(EXクエスト『冒険者ギルドの大量納品』をクリアしました。
称号『冒険者ギルドの常連さん』を獲得しました。
やりましたね、ソータさん。貢献度が+1されるようになります。
Dランクからは貢献度20でランクアップになります。
シークレットクエスト『フレメアの友』をクリアしました。
称号『フレメアの友』を獲得しました。
フレメアの友好度が60を越えました)
なんか色々出たな。
今日は、なんか疲れてきちゃった。
「ソータさま、今日はありがとうございました」
「こちらこそありがとうございました」
そういって、挨拶をしてギルドを後にした。
(青葉ちゃん、今日はこれで落ちるよ)
(はい、わかりました。ソータさん、お疲れ様でした)
そういうと僕の視界が茜色に染まってそのあと黒くなった。
そうして、僕は現実世界に戻った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます