第26話 激闘

碧楓蛇エメラルドメイプルバイパーが力尽きたことを確認した僕は、すぐに動き出す。


止まったらだめだ。


動き続けろ。


「ワォーーーーン」


黒要狼ブラックレクイレッドウルフが、遠吠えを上げる。


まずい、これは仲間を呼んでる気がする。


近づけない。


先に血桜熊ブラディーブロッサムベアを倒すしかない。


僕は、双剣を鞘に戻す。


振り上げた腕。


僕はそれを見るなりバックステップを踏む。


そして、振り下ろされていく腕。


僕は、その腕を取り血桜熊ブラディーブロッサムベアの力を利用して投げる。


ドスンと重たい音がする。


僕は、血桜熊ブラディーブロッサムベアの頸動脈に両双剣の抜刀を叩き込んだ。


血飛沫をあげて血桜熊ブラディーブロッサムベアが絶命した。


(ブラディーブロッサムベアの討伐に成功しました。

EXクエスト 『血桜熊ブラディーブロッサムベア』をクリアしました。)


狼は、双剣よりも蹴りの方が戦いやすいかもしれないな。


頸動脈に斬撃を入れていこう。


まずは、距離を詰めよう。


周りから足音が近づいてくる。


数は、5かな。


僕は、両双剣を逆手に握る。


飛びかかって来る影に蹴りを入れていく。


回し蹴り、裏回し蹴り、前蹴り、踵落としと連撃を入れていく。


一体一体違う技を入れていくが、狼たちは一撃で沈んでいく。


ふむ、弱いようだな。


とりあえず、黒要狼ブラックレクイレッドウルフを倒さなきゃ。


僕は、間合いを詰める。


そして、跳び回し蹴りを入れる。


だが、黒要狼ブラックレクイレッドウルフはそれを避ける。


避けるとそのまま僕に襲い掛かって来る。


半身ずらして黒要狼ブラックレクイレッドウルフの腹に三段蹴りを叩きこむ。


振り抜いた蹴りの反動で浮き上がった僕は踵落としを入れる。


そして、頸動脈に双剣を叩き込んだ。


(ブラックレクイレッドウルフの討伐に成功しました。

EXクエスト 『黒要狼ブラックレクイレッドウルフ』をクリアしました。

シークレットクエスト 『森の解放者』クリアしました。

称号『森の解放者』を獲得しました。

シークレットクエスト 『初心者村の救世主』)クリアしました。

称号『初心者村の救世主』を獲得しました。)


なんか色々出た。


(解体ナイフにウェポンシフトしました。)


ああ、解体しろってことか。


僕は、解体ナイフで碧楓蛇エメラルドメイプルバイパー血桜熊ブラディーブロッサムベア黒要狼ブラックレクイレッドウルフを突き付ける。


すると、アイテムがバッグの中に収納されていった。

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