第7話 魔物

僕は、村長宅の隣家 アンの家へと向かった。


ドアノッカーを、コツンコツンと鳴らす。


「はい」と少女の声が聞こえた。


少ししてドアが開く。


出てきたのは、120cmほどの身長の少女だった。


麻でできたワンピースを着ている。


「あの?どちらさまですか?」


「僕は、ソータ。旅人です。

村長からアンさんが何か悩みがあるとのことでお手伝いができればと思ってきました」


「そうなのですね・・・近くの森にゴブリンが住み着いてしまって薬草を取りに行けなくなってしまったのです」


なるほど、討伐クエストか。


初心者で戦うということはそこまで難易度は高くないだろう。


まあ、ゴブリンだし。


ゴブリン・・・緑色の小人のような体躯の魔物。


「わかりました、僕が倒してきます」


「お願いします。旅人さん」


スキルの使えない僕に倒せるのだろうか。


ちょっと気になってたんだよな。


クエスト『ゴブリンを倒せ!』が開始されました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る