第8話 緑人
僕は、初心者村の近場にある森へとやってきていた。
ん?肌がピリピリする。
この感じは・・・昔感じたことがある。
ああ、殺気だ。
いまのVRってそんなのまで感じられるのか。
僕は、ナイフを構える。
次の瞬間、何かが飛んできた。
僕は、飛んできた方向に前進しながらそれを避ける。
飛んできた物は石だった。
そして、木陰から緑色の小人が顔を覗いていた。
その小人の耳は上向きに尖がっていた。
それがゴブリンだと気づいた。
ゴブリンの手には、パチンコが握られていた。
そうか、それで石を飛ばしてきたのか。
そして、新たな石を装填して再び石が飛んで来る。
僕は、再び前進しながら避ける。
その時、ゴブリンの首をナイフで切りつけた。
ゴブリンの首から紫色の血しぶきが上がった。
ドサッという音がして、ログが流れた。
ログには、クリティカルという文字とEXP取得の文字が流れていた。
え?弱すぎないかな。
とりあえず、クリティカルが入れば一撃で倒せるということかな。
人型なら急所に入れればいいってことだろうか。
EXP+10となっていた。
それに、避けれないこともなさそうだ。
これなら、しばらくゴブリンと戦ってみよう。
一対一なら対処できないことはないだろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます