※あとがき(ネタバレ有りなので、読む際はご注意を)


 どうも、GameManです。


 まず初めに、この作品を読んでくださった皆様方へ感謝を述べたいと思います。



 ここまで付き合っていただき、誠にありがとうございました。




 続いては今作品についての裏話を。


 この作品は、私が初めて書いた異世界系の物語です。ずっとラブコメを書いていたのですが、自分に何か良い変化を起こそうと、初の異世界系に挑戦してみた次第です。

 まぁ当然と言いますか、初めてということで至らぬ点が多々あるように感じられると思います。私自身も、読み返して後に「あぁ〜ここをこうしておけばよかったぁ」と思うこともありました。

 それでも今、こうして私のつまらないあとがきを読んでくださっているということは、皆様の心に少しだけでも伝えられた『何か』があったのだと信じています。

 是非ともご感想をコメントに書いていただけると嬉しいです。


 そして初めての異世界系を書いてみての感想は……とにかく面倒でした。

 しかしここで勘違いなさらないでいただきたいのは、別に異世界系を書いている方々を貶すような意味合いを含めているのではなく、単純に新たな世界観の構築という部分に厄介さを感じた私の独りよがりな感想だ、ということです。

 寧ろ、今回の経験を経て、異世界系を執筆なさっているラノベ作家の方々への尊敬の念が更に深まりました。

 先程述べた世界観の構築。沢山の登場人物、その細やかな設定。魔法やスキルという空想的概念を納得させるシステム。そして何より、面白い状況へ運んでいくストーリー展開。

 それら全てに手間と想いが籠められているのだと、改めて知ることが出来ました。今作品を書くにあたって学んだことを、必ずや次の作品に活かしてみせます。




 3つ目に、今作品の内容について。かなりメタい話がありますので、嫌な人は最後の部分まで読み飛ばしても構いません。



















 異世界系を書こうと思い立った際に最初に悩んだことは、ジャンルをどうするか、ということです。

 皆様も御存知の通り、ひとえに異世界系といっても様々なジャンルが存在します。異世界転生、異世界召喚、悪役令嬢、はたまた地球に関係のない世界のストーリー……その中からどれを選び取るか悩みに悩みんだ末、私は異世界召喚×スパイというカードを手に取りました。

 私自身、スパイ映画をよく見ますので。そして現代的なスパイという概念を異世界に作り出すためには、高校生を召喚させた方が手っ取り早いのではないのか、と。

 何故スパイを題材に選んだのかと申し上げますと……一節によれば、スパイは太古から存在していた職業だと言われています。

 異世界系における主流の世界観は、地球での中世な町並みです。騎士や魔法使いも良いのですが、良い意味で周りの流れとは少し違うものを書きたかったので、おそらくその時代にも存在していたであろうスパイという職業を選ばせていただきました。


 皆様が疑問に思ったであろう、翔真がスパイ活動を始めた理由についてですが……初めは女神から単純に指令を受け、純粋に従うという設定だったんです。

 でもそれだけだと、つまらないですよね?

 じゃあ何かを人質にし無理矢理従わせるという設定はどうか、と考えましたが、それも何処かありきたりです。

 何か翔真を動かすような理由が欲しかった……ならばもういっそのこと、翔真の頭の中を狂わせてしまおうかと。

 しかし初めから狂いきっていれば、話の流れが一貫的過ぎて面白みが半減してしまいます。そこで翔真にも一定の人間性を与え、欲望と理性との相克で悩み続けるようなキャラにしようと考えました。実際、物語の中で翔真はそこそこの常識を纏っていましたからね。

 翔真は『狂いきれていない一般人』というイメージで書き進めていきました。


 ウメについてですが、この元ゴブリンは私の夢をこれでもかと詰め込んだキャラです。というかもう理想ですね。侍、和服、大正風、刀……私の他にも、お好きな方はいらっしゃるのではないでしょうか?

 すなわち、美女と刀のコンビは無敵です。

 しかし、ウメは『無敵だけど翔真に依存している配下』を考えながら書いてみました。完璧な人はいない。いくら賢くても強くても、完璧ではない――天は二物を与えずを意識することが、最強なキャラを考えるに大事なことだと考えていますので。


















 と、ここまで偉そうに語ってきた私ですが、この作品が完璧なものだとは思っていません。足りない部分は勿論ありますし、書ききれていない部分も当然ございます。


 もしこの先が気になりたいと少しでも思っていただけたならば、またはちょっとでもこの作品を気に入っていただけたならば、☆や応援を送ってくださると幸いです。


 今後は……どうなるのでしょうね。私にも分かりません。気分が上がった時に筆を執ることはありますでしょうが、その場合であれば更新頻度は著しく下がってしまいます。気長に待っていただければ。

 しかし第二章(帝国編)は書きたいと思っていますので、その際はまた楽しんで読んでほしいと願っています。




 それでは、私の作品で、皆様が少しでも楽しんでいただけますように



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