北国の寒い温度感と、その地名にまつわるエピソード。ハマりました。奔放明媚、タイトルも良いですね。
主人公が、『増毛』と名乗る破天荒な女性に弟子入りし、彼女と珍道中を共にする作品です。私たちは読めばその世界観に引きずりこまれ、増毛の一挙手一投足に翻弄されることになるでしょう。狂いつつも面白おかしい日々が書かれていますが、『どうしてそうなったのか』は後日談で語られることとなります。規則的な日常に疲れた方にはオススメ。