人嫌い（コミュ症？）が異世界に行ったら…

第37話

「媚薬効果かな？すっごい濡れてる…」

「やだ…、言わないで…」

　ゆっくり指を動かしてくる。じわじわと快感がお腹の奥から上がって、あっという間に絶頂を迎える。

「媚薬効果だね。本当に達しやすくなってる」

　そんなハートが出そうな雰囲気で話されても…。あたしはそれどころじゃないんだよね。

「んァっ！ランド、さ…！指、とめ…てぇ！あァっ！〜〜っ！」

　ビクビクと身体が痙攣する。まだ止まってくれない…。

「はぁっ！ダ、ダメぇ！んァあっ！〜〜っ！」

　立て続けにイカされ、プシャっと潮を吹いた。

「はぁ、可愛い過ぎ…挿れるね」

　秘口から侵入してくるソレは、あたしの中をかき乱す。一気に奥まで入り、また絶頂を迎える。ゆっくり入り口まで引き抜き、一気に突かれる。

「あぁっ！んァァ！〜〜っ！はっ…はっ…⁉︎と、とまっ…てぇ！あぁん！〜〜っ！」

「止まれないよ。気持ち良過ぎて…」

「イくの…とまんない…！んぁァ！おか、しく、なるぅ…ひぁっ！〜〜っ！」

　プシャっとまた潮が出る…。イキすぎて、何も考えられない…。

　クルンとうつ伏せにされ、お尻を掴まれる。後ろからピンポイントで突かれ、すぐ絶頂を迎える。

「ひぁっ…あぁっ！ダ、ダメぇ！あぁ！〜〜っ！」

　後ろからも何回も絶頂を迎える…。身体中、力が入らないのに今度は抱っこされ、下から突かれ、挿れただけで達してしまう。

「挿れただけでイッちゃったね？可愛い…」

「ん…ふぁっ…⁉︎ん〜〜っ！」

「俺も出るっ！」

　口付けされながら、胸の頂を摘まれ、下から突かれ、何度目か分からない絶頂を迎えた。そこで、あたしの記憶は途切れた。

「キリアっ…はぁ…。また無理させちゃった。…俺はまだ足りないけど、これ以上は嫌われちゃうかな？」

　生理的な涙を流した跡がある顔を見ながら、ランドは余韻に浸る。キリアはまだ痙攣してる。が、服を着せないと風邪をひく。

　クリーンをかけ、綺麗にして服を着せていく。…キリアのこんなお世話が出来るのは、この世で俺だけだ。

　すやすや眠る、愛しい人の顔に口付けをして、抱き寄せて眠る。

「ん…あれ…？」

「あ、起きた？ごめんね、無理させちゃって」

「あー、仕方ないかな？薬飲んでたし？んっ…」

　冷たい水を口移しでくれた。もう少し飲みたい。

「ふふ。可愛いねぇ…」

「…ん、んっ！ふぁ…」

「もう少し寝な？まだ夜中だから」

「うん…すー…すー」

　キリアの寝顔を見ながら、愛しい、大好きが溢れてくる。本当に番なんだろう。今までこんな気持ち、知らなかった。コレからもこの気持ちはキリアだけ…。

　明日にはパルマに着くだろうか。そうしたら婚姻に必要な腕輪や指輪、アクセサリーを見に行こう。