第2話
魔力操作が出来たから、次は〜探索系?
魔力を薄〜く広げるんだっけ。
ん〜。何も反応は無い…か。ってか、ここって安全なのかな?
さっきから動物も虫も居ない…
ま、いっか!
次は攻撃魔法かなぁ。
ここは定番?のウィンドカッターかな?
えっと…何処かに的はないかな?
あ、あれでいっか!
森があったからー、木の枝しか無いけど。
狙いを定めて、カマイタチみたいなイメージして…
「えぃっ!」
スパっと木の枝が切れて落ちた。
やった!当たった〜! あたしって才能あるかも〜!
ちょっと誰か褒めろ。あ、やっぱいいや。
誰も喋んな、話しかけんな?
ぐちぐち言いながら魔法を覚えていたら日が暮れて来た。
あー寝床どうしよう…。
結界系?覚える? 森に家作ってもいいけど、限界あるし…。
とりま、結界覚えて森で寝よう!そうしよう!
そうだ、鏡があったから自分の容姿、見てみよー!
……は?誰?あた…し? ブルーグレーの髪の毛、薄いグリーンのお目目… めっちゃ鼻高いね!もはや外国人!
…はっ!ここ、異世界だった!えー、ぶっちゃけ、めっちゃかわゆい… クアトゥム様、グッジョブ! 体もさ、15歳の割には育ってるのよね… お胸なんてEくらいあるんじゃなかろうか… ウエストはキュッとして、ヒップもそこまで大きくは無いけど、プリっとして…
神様にお祈りしちゃう!可愛くしてくれてありがとう!クアトゥム様!
そしておやすみなさい!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
朝になりました。おはようございます。
「あー良く寝た!」
何処でも寝れるんだな。あたしって。
いっそ、特技じゃね?
顔洗いたいけど、川は近くに無いし。まだ魔法覚えて無いし。
朝から魔法取得、頑張るか〜…。
2時間程、試行錯誤を繰り返し、色々覚えられました!
で、朝ごはん… パンのみって… なんかお鍋とか欲しかったなぁ。 調理器具、あれば料理やるかもだけど。
ま、後ででいっか!
今の時間は、だいたい朝の8時くらいかな?
時間とか地球と同じなんだろうか…。
今日の予定はぁ、森を探検するか、町を目指すかを決める!
人と関わるのは怖いんだけど、流石に洋服とか?欲しいじゃん?
ってか、あたしってこの世界の言葉、読み書き出来んのかね…。
転生特典ってことで、付けてくれてたらありがたいですな。
んー今日は森を探検しよう!
探索を覚えたら、自然と?マップ機能なのかな?使えるようになってさ?有能っぽいのよ。
誰に話してんのって?…うふふ。頭の中で独り言よね。たまに声に出るけども。
人嫌いだけど、話しかけたいっていう矛盾。
そのうち、石ころとか生えてる木とかに話しかけそうで怖いわ〜…。
ってなことで、森に入って来ました〜!
木の実やら何やら探しに…。
そしたらさ、いっぱいあったよ!
流石ファンタジーだよね!
醤油みたいな実、味噌、砂糖。
もう何でも有りじゃん!塩は岩塩があったよ。ハーブとかあれば、もっと味が増えるんだけど…。
でも、調理器具無いから何も作れないって言うね…
やっぱ町、行かないとダメか…
ちょっとここら辺、住めそうだからマップでマーキング?してから町に向かいます。
どのくらい離れてるかな?
森を彷徨いながら街道を目指す。
ガサガサ
あ、なんか居るっぽい。
静かに待っていると狼?が出て来た。
鑑定、覚えたんだ〜。早速使ってみよー!
狼?に鑑定をかける。
ウルフ LV3
えー情報少なくない?鑑定レベル低いから?
これは頑張って使わねば!
で、コイツはエアーショット!
狙いを定めて銃の様に打ち出した魔法は、ウルフの頭を撃ち抜いた。
「やったー!初めての、え・も・の!」
ガッツポーズしながら、収納に入れておく。だってどおしていいか分かんないから!
町に行ったら買い取って貰おう。…この世界って、冒険者ギルドとかあるのかな?
ちょっと不安だ…。神様がファンタジーな世界って手紙で言ってたからあるよね…
あの後も何匹か魔物が出てきて、全部エアーショットでやっつけてやったさ!
ちょっとテンション高く行かないと精神的にきそうで…
そんなこんなで、やっと街道とやらに出た!
「はぁーやっと出たー! お腹空いたからパン食べよ」
収納からパンを取り出し食べる。
「しっかしこのパン、減らないのよね… 。クアトゥム様、ありがとう!」
…さて、右と左、どっちに行こうかな?
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