第108回 中間通過とプラムツリーBOOKフェア

 3月12日のカクヨムからのお知らせ、「【特別審査員賞受賞作、円城塔賞最終選考対象作品も発表!】第9回カクヨムWeb小説コンテスト / カクヨムWeb小説短編賞2023 中間選考結果を発表しました」( https://kakuyomu.jp/info/entry/webcon9_nominated )にて中間通過作のページがリンクされています。


 今回、二作品を中間通過させることができました。嬉しいです。

 カクヨムコン9は去年の12月から2ヶ月間のあいだ開催されたわけですが、とても長く濃密な時間だったと思います。なにより短編賞は時間を取らない代わりに選考期間は逆に長いものです。そのあいだは基本的に良質なSF作品のスコップに割いたため、作品の宣伝などはそれほどしなかった記憶があります。さらに一般文芸の円城塔賞の併設など、今年は変わったコンテストでしたね。今後も作家賞を継続していただきたいものですね、とカクヨムのアンケートにも書き込みました。

 

 これまでの沈黙していた間は、何をしていたかと言えば、短編集の同人誌化とそれをギャラリーに委託販売してもらう準備をしていました。ギャラリーはつるよしの様( https://kakuyomu.jp/users/tsuru_yoshino )のギャラリー、プラムツリーです。丁寧な運営と明瞭な運営手順の説明など相談に乗っていただきありがとうございます。メールのやりとりと宅配による搬出など慣れないことも多かったですが、初日の3月16日にはきちんとしたイベントになっており、素晴らしい出来映えでした。

 ところでこのギャラリー、プラムツリーの場所は神奈川の江ノ島線の東林間になります。私の住んでいる地区から見て「果てだ……」という印象で遠いなあとは思っていたのですが、鉄道網の利便性も良くなっていたこともあり、すぐに行けました。春にしては暑い日でした。


 当日待ち合わせしていたのは秋待諷月様( https://kakuyomu.jp/users/akimachi_f )です。前回の文フリ以来の登場となります。秋待様も私よりずっと遠くからの遠征でした。当日はリフレッシュして帰られたそうです。バートンというカフェで昼食を取り、二人でプラムツリーを訪れれば(プラムツリーの場所に迷ったのは内緒です……)アパートに扉があり、開ければ濃密なBOOKフェア空間が広がっていました! 参加された作品をまじまじ見て「本だ……」と静かな感動がありました。装丁やカバーの素敵な作品が多く、今回は久納 一湖様( https://kakuyomu.jp/users/Kuno1ko )の「虚構のプリクエル」を悩んだ末、購入しました。またプラムツリーのなかでオーナーと秋待様も交えて話し込んでしまって楽しい時間を過ごしました。ここで夜の部に参加予定の武石勝義様( https://kakuyomu.jp/users/takeshikatsuyoshi )を待つために東林間へ戻りました。東林間へ着くと秋待様とはお別れです。このあとの別の予定があるとのことで淋しいですが解散しました。関東圏を満喫して貰いたいですね! 


 武石勝義様はしばらくしてから登場しました。久しぶりの武石さんの顔は晴れやかに見えました。本人はそうかな? と言っていましたが。去年の初夏ごろの顔色は少しどんよりしていたように思います。デビューは顔色が良くなるようですねぇ。道案内をしながらふたたびプラムツリーへ。カクヨムDiscordサーバーが発足したのが、少し前だったこともあり、その話や小説のお話などをしました。武石様も小説を何冊か購入しました。その後はしばらく喫茶店で過ごすことになりました。いったいどんな話が聞けるのかわくわくしながら、小説のお話やお仕事のお話をしました。武石様の新作に期待ですね。コーラの入ったグラスがカランと鳴った頃、お店を出ました。気温はぐっと下がり、暑さはどこへやらでした。花冷えとはこういうことかと思いつつも今年はまだ桜が見れていませんねぇ。お花見をするにはうってつけの日なのでしょう。夕方を除けば、ですが。


 東林間で武石様と別れて電車に乗ります。電車に揺られながらリュックに入った今日の収穫を見てほくほくでした。プラムツリーのオーナーであるつるよしの様、秋待諷月様、武石勝義様、きょうはありがとうございました。Twitterでつぶやくと買った本の作者である久納 一湖様から「いいね」がつきました。なかなか世界は狭いと思いました。


 ちなみにプラムツリーBOOKフェアのお知らせはDMほか、SFマガジン2024年4月号のエトセトラ欄にも案内があります。SFマガジンを手元に、BOOKフェアに訪れるのもいいかと思います。またプラムツリー、東林間などで検索すれば詳しいアクセスや地図が載っています。SFの小さな明かりを灯している空間はSFファンならずともチェックしていただきたいですね。ちなみに私の同人誌「銀河蝶の舞う頃には」もよろしくお願いします。

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