第87回 不安から逃れるテクニック
また時間というものを過去、現在、未来と切り分けたときにも過去から未来への大きな流れの上にいる以上、過去からも不安の種はやってくるものです。こうした時間観は人間が古くから文化的に持っています。それだけ自分自身が思考をしているとも言えます。これは逆説的なのですが不安を持つ者はそれだけ考えている人だと思います。
言い換えれば考えることに中毒している者とも言えます。この状況、べつに悪いとは言えません。しかし、ここにストレスの重しが追加されると、どうでしょう? ぺしゃんこに潰れてしまいますよね?
人間はコルチゾールというストレス物質が体内にあるときストレス反応が体に出ます。詳しいことは各自で深掘りしていただきたいですが、そういうものだと思ってください。心と体は繋がっているのでストレスが体から心を
ストレスを溜めないように生きることが大切だと言えますが、そんなことが分かっていたら苦労しないというのも事実です。ストレスがあるときの対処をしっかりとすることと不安を感じないようにする
今回はまずタイトル通り、不安に焦点を絞ってみましょう。さきほど不安の状態とは思考している状態だと言いましたが、これを手放す訓練から始めましょう。「え?」と思ったあなた、正解です。思考を手放すなんてできませんよね、死んじゃいます。ここで言う思考とは未来や過去へ向けた余分な思考のことです。人間というのは現在、この一瞬一瞬に目を向けることで未来や過去から来る余分な思考を排除する手立てを古くから実践してきました。
お寺でする
では体のほうのストレスはどうすればいいのでしょうか。これは対症療法がたくさんあります。リラックスを心がけてみてください。簡単なストレッチで体をほぐすとか、いまは寒い日が続きますが熱い風呂には入らずぬるま湯にゆっくり浸かるとか、深呼吸をするとかですね。さきほど言ったとおり、心と体は繋がっているので、体の変化は心にゆとりをもたらします。なんだか、ゆとり~~とかぬるま湯~~とか言っていますが、社会に無理に合わせず、自分に優しく生きることも人生には必要なことなのです。ご自愛して軽やかに生きていきましょう。
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