第80回 カクヨムSF研オールレビュー

 つい先日、カクヨムの自主企画で7月から9月のあいだに開催したカクヨムSF研3( https://kakuyomu.jp/user_events/16817330659647517932 )の短編オールレビューを終了しました。

 この企画、企画自体は去年にも似た企画をしているのですが、今回は全く別物です。オールレビューと言っていますが、カクヨム上でレビューを確約する企画ではございません。

 基本的には5人のレビュワーがGoogleのスプレッドシートに作品の良かった点や改善点を書き込んでから、公開するというものでした。ついでにその内容に沿ってTwitter(X)の音声会議スペースを行います。スプレッドシートや録音のバックナンバーは私のTwitter(X)アカウント(@kei_ideaone)のプロフィールとプロフィール欄のハイライトに載っております。そして担当分のなかから最優秀賞を決定します。副賞はないです。


 この企画、連絡などはDiscordというSNSアプリを介して行うのですが、自分が割とすぐにレビューを書き始めてしまうタイプだったのが災いしてか、他のレビュワーの進捗が気になって仕方がないという状況になり、自分はチームプレイは向いてないなぁとつくづく感じました。

 スペースで良かったところを話すのは、別の公開式公募でもお馴染みになっていて緊張はしなかったですね。カクヨムコン9でも同様に良かった作品を取りあげて口頭でレビューする予定でいます。


 スペースでの録音の反響はリスニング数から分かります。どの収録も聞いて頂いた人が予想を上回りました。良かったと思います。


 さいごに各レビュワー様にも賛辞を。

 

 柏沢 蒼海様( https://kakuyomu.jp/users/bluesphere )にはロボットジャンルのレビューをしていただきました。柏沢様の深いジャンルへの知見にたいへん助けられました。ご自身はロボットをメインに書かれているわけではありませんが、近接ジャンルのメカジャンルから見て、作品の内容を踏まえて参考文献の提示といったSFの領域からでは分からない部分を丁寧にカバーしてもらいました。レビューも半ばからのご参加だったのに関わらず、こちらの意図を素早く理解してもらい助かりました。ありがとうございます。


 ミツヤヌス様( https://kakuyomu.jp/users/Mitsujanus )には内容を的確に読み込んでいただき、それがどのように好ましかったか、好ましくなく感じられたかなどを論理的に説明していただきました。百合文芸作品を多く振り分けたのはミツヤヌス様が百合文芸の作家であるからでしたが、どの文芸作品に対しても平等に同じ熱量で語って頂きました。なかなか出来ることではない偉業だと思います。


 百済様( https://kakuyomu.jp/users/ousama-name )には内容のエンタメ度を指針にしてもらいました。わからない、あるいは書けていないポイントを的確に指摘し、歯に衣着せぬ感想をたくさん頂きました。またご自身もカクヨムSF研3に参加され、ご自分の作品もレビューの対象となりました。執筆とレビューの掛け持ちでありながら、進捗をしっかりと速度を持って遂行していただいたことは感謝しきれません。ありがとうございました。


 春葉節様( https://kakuyomu.jp/users/HALdesu )には投稿された問題作を多く取り扱って頂きました。ときにSF作品はタブーをぎりぎりまで疑える強さを持っていますが、そのバランス感覚を失う作品も珍しくありません。そうした際に作品を広い知識や豊かな感性で扱い、細やかな感想を語って頂きました。振り分けた作品は決して少なくないのでその苦労は想像することしかできませんが、感謝いたしております。昨年に引き続き私の無茶なオールレビューの企画に賛同して、レビュワーになっていただき、実際に多くの時間を割いて頂きました。重ねてお礼申し上げます。


 そしてすべてのカクヨムSF研に関わってもらった作家様と関係者にお礼申し上げます。

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