第76回 仲間を集めよう

 カクヨムを初心者にとって最初にすべきことは仲間集めでしょう。継続的に書き続けるためには、隣で頑張っている人たちの存在は大きいです。持続的に根気よく戦い続けるひとはホームベースをいかに構築できるか? にかかっているとも言えます。この点は社会学者も言っているくらいのことで、実社会でもライバルや協調できる仲間の存在は大きいものです。

 ではその仲間はどこで集まっているのでしょうか。コミュニケーション能力の高い人はTwitterを使えば自然と集まります。では私のようにそこまでコミュニケーション能力が高くない、むしろ苦手な人間はどうすれば良いかというと……。(「またまた~」と言う声が聞こえてきそうですが)


 ひとつは同じ公募を受けている人を仲間にするのが良いと思います。たとえばカクヨムコンで同じ公募に参加しているユーザーかどうかは簡単に選り分けられます。検索機能をうまく利用して仲間を集めるのがいいと思います。同じ公募で中間を通過したとか同じ公募でお互いの作品を称え合ったというのはそれだけで良い関係を構築できます。ユーザーフォローを利用して仲間を集めてみましょう。


 またTwitterを使うことにも慣れてきたら、そこでも気の合いそうな人を探すと良いと思います。ここで気をつけたいのは作品を読んでおくことでしょう。意外と気がつかないところですが、作品を読んで、その相手の人となりを知っておくのは重要です。長い目で見て、合わない人間との時間を積み重ねていくのはストレスのもとになります。目標は作品を書き続けることだと肝に銘じておきましょう。


 また創作論を日常的に読んでいるひとなら同じ創作論を読んでいるユーザーもまた自分と同じような動機や目標を持って作品を書いている存在だと分かりますよね。だったら積極的に仲間にしてしまいましょう。この点は前に書いた小衆しょうしゅう分衆論ぶんしゅうろんに近いです。そういうグループに在籍ざいせきする、所属することで持続的に書いてゆける側面があります。自主企画を企画する場合も同じです。仲間集めのために自主企画を準備するのもおすすめです。自主企画は主に自分が主体になるのでそれをうまくやるには自分が多く動く企画を設定すると良いでしょう。良いアイデアを考えてみましょう。


 カクヨムでの仲間集めは継続的けいぞくてきにしてみるのもいいかもしれません。創作一年生ならば、学ぶポイントは多く、将来的に仲間が減っていくこともあるので計画的に増やしていくことも良いと思います。

 ただ仲間集めは目標を持っている人であれば、馴れ合いをするものではないとだけ留意しておけば奨励すべきものだと思います。

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