応援コメント

第72回「書けない」から脱出するためのヒント」への応援コメント

  • 自分は作品からも影響を受けることはありますが、旅と人付き合いがいちばんのソースだと思っています。

    自分の固定概念を打ち破ってくれるのは、多くの場合は目の前に出てくる人たちでした。

    楽しい時の様子、仲良さそうな人たちの自然なやり取り、子どものような好奇心をいつまでも持ち続けている元大物の老人たち、本当に人をカスみたいに扱う某企業の白人の重役たち(会社潰した張本人たちなのに、企業再生でもらったお金を自分たちのボーナスにする卑劣さもw)、火の塊のような女性…色々な人と関わってきましたが、それぞれの人間に、それぞれの事情があって、それがストーリーを育む1番の要素になっている気がします。実際に自分が書いている作品のセリフの一部は実際に誰かが言っていた事だったりします。

    SFという分野においては、現実の延長線上にあるが、しかし現実にはまだ無いものを創造するという作業が本当に大変だと個人的には思います。科学の設定をよく書きながらも、科学の本じゃないからほどほどにしないと読む人からすると実は面白くないという苦労を感じます。実際、設定を書き続けてたら、眼力のある友人には秒で飽きられましたので、科学よりも、科学が発展した先で生まれた人間のストーリーというイメージで書いています。

    どこかの映画監督が言っていましたね…映画の良し悪しは、そのほとんどがキャラクターの良し悪しで決まる、と。

    そうなるために、研究に研究を重ねて書き上げていく、という事が大事なのかな、と思います。

    作者からの返信

    海藻ネオ様

    人生の力が小説にも活きるということですね。

    設定は難しいのは小説内でそれを説明するよりもどれだけ設定を内に溜め込んでおけるかだと思います。たとえばロードムービー風の小説だとすればどこを走ってるかをある程度の俯瞰情報として保存しておくわけですね。SFの設定はそんなふうな物の延長上にある気がしています。

    SFも科学と大嘘を織り交ぜて説明することもあって、その案配も重要な気がしています。