第29回 ルビ振りと約物
いろいろな原稿を読むようになってから、読ませる原稿にはきちんと漢字の読みにルビが振られていると感じるようになりました。
ルビは本来、
ちなみにルビの語源は宝石の
読者の存在を忘れないことが重要です。ルビを振った後、これは
ルビは作品世界を深く捉えることにも役立つでしょう。そして、読者と作者の間の距離も自然と埋めてくれます。なぜなら、それは本文を読みやすくするための手法だからです。常に読者を意識したルビ設計を心掛けたいですね。
参考文献「デジタル時代の文字組版ガイド便覧 文字組みの基準」
◆
今回はライトノベルや小説で使える
代表的な
他にはパーレン、キッコウ、ブラケット、山パーレン、ギュメがありますが、名前はほとんど覚えなくてもいいです。それはキーボードでパーレンと打ち込んでもほとんど変換されないからです。
ちなみにパーレンは( )、キッコウは〔 〕、ブラケットは[ ]、山パーレンは〈 〉、ギュメは《 》です。視覚的にどんなものなのかは
また
またライトノベルで
ですから「――」こうなります。他にも「~」は波ダッシュといいます。ダッシュのほうはキーボードで打つか、「ダッシュ」で変換すれば出てきます。波ダッシュも同じですが「から」と打つと同じものが出てきます。
よく間違いがちなのは、ダッシュと長音の混在です。長音は「あー」など伸ばす言葉に使われます。
ダッシュと長音の混在はどうしたら防げるでしょうか。ゴシック体で原稿を打ち込んでいる方では、ほぼこの混在には気づけません。ビューワーを
あと3点リーダーのことも書いておきます。3点リーダーは小説であれば大体「……」二個、つなげて使います。
以上が
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