第19回 タイトル、キャッチコピー、あらすじ

 カクヨムで小説を投稿し始めたあなた。連載作品を書いてみましょう。毎日更新をすると約束した上で、目標は低く、★10、フォロー30としてみましょうか。


・タイトル

 タイトルをどのように決めるかを考えると経験的にはログライン(三行程度のあらすじ)を書いたものがカクヨムの読者には反応がいいようです。まだ完成していない、書いていないものとしても、どんなストーリーの傾向にしたいかを決めておくのがいいです。「無双むそう」「ざまぁ」「悪役令嬢あくやくれいじょう」といった読者の反応がいいストーリー傾向を選ぶのが無難ぶなんです。もちろんトレンドは移り変わるものなので、どんなストーリー傾向が読まれているのかを研究しましょう。

 

 またそうしたものが書けないのだとしたら、ログラインのタイトルで読者へアピールポイントをまとめておくのも手段としては良いですね。しかし同じ小説でも文芸的な小説は、読者の反応が悪くてもそれらしいタイトルをつけておいたほうが後々良いと思います。ターゲット層が違うという表明にもなります。


・キャッチコピー

 惹句じゃっくを書いておく場所です。ほかの作品と比べてどのようなポイントが差別化されているかを表明するといいですね。ここがわかりにくいコピーや曖昧あいまいだと多少、タイトルで期待させつつも、ダメかも……? って思わせることになります。ただキャッチコピーに関してはそれほど具体的な文言を書いていなくてもタイトルの色をコントロールしてみることでどんなイメージなのかはある程度つたわります。


 売りにしているポイントを書くところなので、ここで弱気だとツキを逃します。多少、作者にとって練習帳的な作品だと思っている作品でも読者にとってはたいせつな商品です。このことを忘れないでいてほしいですね。


・あらすじ

 なぜ、これを最後に置くかと言いますと、読者はあまりあらすじを見ていないからです。期待感を持たせるためにあまり詳しく書かないのも手です。あらすじで重要なのは書きすぎないことだと思います。書きすぎて、ネタバレをしてしまい、読者に無用な先入観せんにゅうかんを与えてしまうのはよくないです。なのでここはほどほどに書いておくといいと思います。


・その他

 カクヨムの読者は複数作をフォローしている傾向にあるためすこしでも良さそうな作品が見つかればすぐフォローしてくれます。これは無料のウェブ小説の良いところです。さまざまな作品と並行して読みながら追いかけてくれるので、あまりストーリーを追うことを中断するようなことはないと思います。存分に書いて、あなたのストーリーを表現してみましょう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る