第10回 アクセス解析

 2023年現在、カクヨムではアクセス解析かいせきの機能は使えません。Googleアナリティクスの機能きのうを試してみたい方はこのページは参考になるかも知れませんね。


 カクヨムではGoogleアナリティクスを使って高度なアクセス解析かいせきを行えます。手順はおおまかに説明すると、


 ・Googleアカウントの取得

 ・Googleアナリティクスからタグを取得

 ・カクヨムのアカウント設定→小説設定→小説の解析かいせきまで進んで、Googleアナリティクスのタグを埋め込みます。測定が始まります。


 すこし面倒くさい手順なので調べながらやってみてください。


 いざGoogleアナリティクスを始めたあなた。

 ここで覚えておいてほしい言葉があります。「直帰率ちょっきりつ」です。これはサイトにアクセスしてそのまま帰ったことを直帰ちょっきといいますから、ざっくりといいますとどれくらいの割合のひとがアクセスしてそのまま帰ったかを示します。


 この言葉だけ分かればアクセスした人がたとえばトップページのタイトルやあらすじを見てどのような反応を示したかがわかりますよね? なのでタイトルやあらすじが悪ければ当然直帰率は高くなります。Googleアナリティクスでは各ページの直帰率が分かります。どのはなしでユーザーが飽きてしまった、興味を失ってしまったかもわかるのです。


 またGoogleアナリティクスはアクセスした人の属性つまり男性か女性か、年齢層、国籍、新規ユーザーかリピーターかなど詳細な分析ができます。


 分析を細かにして小説を分析することもできますが、きょうはここだけ覚えていってください。

 アナリティクスの画面左側の「行動」の部分を開いてみましょう。「サイトコンテンツ」を開きます。「離脱りだつページ」を見てみましょう。このとき表が出てきます。そのままでは青字のURLそのままなので、「セカンダリディメンション」の「行動」の「ページタイトル」をクリックします。するとどのページがどんな内容なのかがわかりますよね?

 

 そこで各ページの離脱りだつした回数や離脱率が出てきます。これは各ページがどれくらいの割合でユーザーの興味をひけているのか、いないのかがわかってきます。エピソードごとにどのページで離脱率が高いのかがわかってくるのです。

 はっきりとしたエピソードの瑕疵かしはわかりませんが、どのエピソードで読者の興味をひけていないかが傾向として浮上してきます。おもしろいですよね。


 この連載の前身(「まずは、フォローから始めなさい。」のこと)では「近況ノート」のエピソードで離脱率が高い傾向にあります。初心者向けに書いたつもりですが、当たり前の内容過ぎたのでしょうか? またキャッチコピーになっている「書籍化の分水嶺ぶんすいれい」のエピソードは離脱率が低いです。これは狙い通りに動いているらしいです。

 こうした細かい分析も読者傾向をつかむことにつながります。


 読者ってどこにいるのー!? 

 と叫んで迷っているあなた。一度、アクセス解析をやってみませんか?

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