フェイズ2
宝石の街ジュエリー
そこは、何もかも手に入る場所だ。
大金が動く。その結果、人が集まる。人が集まると美味い飯も高級娼婦も
俺の養分になる悪人も何もかも集まる。
「アリー贖罪の旅を続けて、分かったことがある。それは、悪人は無限に湧くということだ。つまり、俺たちだけでは対処しきれないと。」
「はい、、、。残念ですがその通りです。」
「なので俺は、商会を作ることにした。」
「商会ですか?」
「ああ、商会だ。俺は金の力で人を救うよ。」
アリーは返事はしなかった。考え込んでいた。
「別に、旅をしなくなるんじゃない。必要ならするさ。
ただ、手段が一つ増えるだけだ。」
「そうですか。それなら、はいわかりました。
それで最初は何をするんですか?」
「商売と言っても、やることは今までと対して変わらない。3人娘と同じように
才能のある子供を育てて、困った人がいるところに派遣する。ただそれだけだよ。」
「それなら、今までと変わりませんね。」
アリーの許可も得たことだし、早速行動に移す。
ジュエリーの近くで土地を買って、奴隷商から才能あるという10歳の
女子5人買った。
曰く、貴族は10歳で職業がわかるので、将来性があっても、最初から中級職の子供を優先するらしい。
大体、最初から中級職の子供は100人に1人位らしく。
最初から、中級職が生まれて、もしもの時の子供のスペアがある貴族は、
いらない子供を奴隷にして売り出すらしい。
「仁さん。なぜ、女の子しか買わなかったんですか?」
アリーに痛いとこをつかれた。
男の奴隷を買って、アリーに発情したら殺したくなるからだとは言えない。
「男女間の問題が発生するからだ。バラの騎士団を思い出してくれ。
あの騎士団は女性で統一すことで、男女間の問題を0にしている。」
「確かにそうですね。」
アリーを騙すのはちょろい。そこも可愛いんだが。
それから、ガキが急に5人増えた。
人増えたから、家を増築して、風呂も大きくした。
今回は虎獣人、エルフ、アマゾネス、ドワーフ、竜人、の5人を買った。
アリーのハマっている宗教は人類至上主義なので、それとなく聞いたところ、
この5種類は人類らしい。
ゴブリンは人類じゃないのか聞いてみたところ、人類じゃないらしい。
「三人娘、ガキどもに指導しろ。アリーはそれを補佐してくれ。
あくまでこの3人がガキどもに教えるんだ。」
「分かりました。」
アリーは返事をして、3人娘は文句を言う。
いつまでも、子供でいられても困るので、年長者を経験させる。
「お前らもいい加減、自分の飯は自分で作れるようになれ、アリーと俺に
甘えるな。もう13になるんじゃないのか?」
この世界では、14で成人なので、もうすぐこの3人娘は大人になるのだ。
俺もアリーもいつ死ぬか分からないんだから。
ーーーー1年半後ーーーー
この世界は、人がすぐ死ぬからか、人の発育は早い。
ガキだった3人娘も大人の女性になっていた。
エルザは立派な淑女に
カーリーは立派な食いしん坊に
ネムニは立派なケツでか女に
奴隷商から買ってきたメスガキどもは中級職になってまあまあ力をつけてきた。
俺も、このジュエリーの街の利権という利権を暗殺と賄賂で勝ち取り。
仁は、金貸しの仁の名前を轟かせた。
何もせずとも、アホみたいに金が入ってくる。
俺とアリーと3人娘は上級職に転職できて、向かう所敵なしになっていた。
仁は運送屋から運送王に
アリーは修道士から教主に
エルザは魔導士から魔法姫に
カーリーは剣豪から剣姫に
ネムニは暗殺者から暗殺姫に
仁は、3人のことを甘やかしすぎたから、職業が姫になってしまったと思った。
実際、そうらしい。上級職からは個性が出るらしい。
アリーが教主なのは怖いからだと、俺が王となっているのは、ジュエリーの街を
支配しているからだろう。
そんなこんなで、仁のステータスは
名前 佐藤 仁
職業 運送王
レベル12
スキル 収納7 体力回復6 身体強化5 剣術4 盾術3 斧術3 槍術3 弓術5
魔力操作5 魔力感知5 魔力回復4 魔力隠蔽4
風魔法4 火魔法3 水魔法3 土魔法3 影魔法3 光魔法4 回復魔法4
支援魔法3
気配察知5 気配隠蔽4
物質強化5 状態異常耐性5
職は上に行けば行くほど、レベルが上がりにくくなる。
この一年半色々あったけど、
一番大きい出来事は、アリーとの子供ができたことだろう。
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