タコごろし

「みんな、あの巨大魔物はどうやって倒す?」


「冒険者、皆様と協力しましょう。」

「焼くわ。」

「切る。」

「寝る。」


アリー以外全然参考にならない。メスガキ奴隷どもは無視しよう。


「多分、あの魔物は今の俺たちがいくら頑張っても、倒せない。

だから、待とうあの魔物を倒せるやつが来るまで。」


3人娘は不満そうだったが、アリーは納得してくれた。


「それまでは、あの魔物を食い止めて、漁に参加、街の復興、俺たちの鍛錬これの繰り返しになるだろう。」


仁は、その間にアリーにキスでわからせていこうと思った。


ーーー1月後ーーー

「それにしても、1月もかかるとは。」


巨大タコは冒険者300人の力押しでなんとか討伐できた。


「そうですね。ほぼ、毎日この魔物と戦っていましたから、余計長く感じたのでしょう。」


毎日、キスで軽くいかせてたら、ただでさえエロい体がもっとエロくなった

アリー。修道服越しにわかる体のラインが無駄にエロい。


「ねえ、宝石ダンジョン行きましょう。髪が痛んで仕方ないわ。」


エルザはこの街の潮風のせいで髪が痛むことをよく気にしていた。


「そうだな。近いし、宝石ダンジョンに行くか。」


このひと月で、かなりの量の海産物を溜め込めたし、絶対に金になるだろう。

この町では、肉ダンジョンの肉と野菜ダンジョンの野菜がアホみたいに売れたから、結構儲かったし、最近いいことづくめで笑いが止まらん。

それにしても、今回わかったことは、俺たちより強いパーティーが結構存在するということだ。

俺は搦手しか使わんが、魔物相手だと絡め手が通用しないことがあるから、

ガキどもを強くしよう。うん、そうしよう。


街を出発して30分、15人程ついてきてる。


「ちょっと待てよ、お前ら金と装備を置いていけ。」


こいつらは知ってる。タコ魔物討伐に協力してた奴らだ。

なるほど、俺たちが稼いでいるところと強さを知ってるから

追い剥ぎにきたのだろう。


「待てよ。急にどうした?俺たち仲間だっただろう?」


「だから、命まではとらねえよ。」


「分かった。金と装備は置いてく。」


仁は、自分の装備を外して、収納から金貨と白金貨の詰まった袋をこいつらに投げる。


「おお〜やっぱり溜め込んでやがったか。」


袋の中の金に夢中になってる隙に、いつも通り、毒作戦を決行する。

10人は残ったが5人は残った。

しかし、残った5人も辛そうだ。それそそのはず。海の生物の毒とあの巨大タコの

毒も毎日物質強化して、吸わせてやったから。


「ネムニ、任せた。」


のこった5人は、暗殺者のネムニに任せてネムニ以外は遠距離攻撃をして、

残りは殺した。


「大人数で来るやつなんて、大して怖くねえよ。相手を脅すなら、

少人数で来なきゃ、脅しにならねえよ。」


アリーは悲しそうな目で死体を見ていた。

祈りの言葉を並べていた。

幸せな奴らだ、祈ってもらえるなんて

俺は、ふと思った。3人娘は平気で人を殺しているけど、

人の命の大切さとか教えたほうがいいのだろうか?

俺じゃなくてアリーが教えるのだけれど。

今の3人とも死体漁ってるし、このままで大丈夫なのか?


「まあ、大丈夫か。」


ーーーー宝石の街ジュエリーーーーーー


「この街は、あらゆるところに宝石があるな。」


「はい、宝石ダンジョンから無限に出て来ますしね。」


「私、あの店に行きたいのだけれど。」


エルザが楽しそうにはしゃぐ。


「分かった。分かった。」


それから、一日中エルザに付き合ってやった。

金はあったし、大量に使ってやった。


「今日はもう、疲れたしもう帰ろう。」


街の外で、家を出し風呂に入って寝る。

寝る前はおやすみキスをする。

ガキどもに適当にキスしてから、アリーにキスをする。

アリーは耳を触られながら、目を合わせながらゆっくりするキスが好きらしく、

10分ぐらいキスをした。

最高にムラムラしたので、高級娼館に行く。

最近は、これにハマっている。いつか、アリーともしたいが、タイミングが難しい。じっくりいこう。


ーーーー翌朝ーーーー


「おはようアリー」


「おはようございます。仁さん」


「早速だがキスをしよう。」


「はい。」


アリーは今、キスを当たり前のように受け入れている。

そして、昨日と同じように、キスをする。最後は、目がとろんとして、女の顔になる。ぐっふふふ。



「よし、みんな今日から宝石ダンジョン攻略しに行くぞ。」



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