日常かい

この赤ドラゴンはクソ強い。

障壁はれるし、飛べるし、自動回復するし、炎はくし、攻撃があまり通らないし。


「まあ、でも俺は寝込みを襲うのが得意だからな。」


事前に用意していた罠、まあたくさんの矢なんだけど。

それを、影魔法で操作して、全方向から矢を放つ。

赤ドラゴンはされに気付き、障壁で守るが。

何本か貫通力を物質強化した矢が混じっていたから、それが障壁を破った。


「ギャ!?」


体に刺さるが、自動回復ですぐ傷が塞がる。

だが、その隙にカーリーとエルザが最高打点の攻撃をかます。

俺も一応、槍投げといた。

初手で勝敗が決したのだろう。そこから、3分とせず赤ドラゴンを殺した。


「それにしても、首を落としても、1分は動くってどんな生命力してるんだ?」


そう。この赤ドラゴンは、首がなくても、俺に攻撃してきた。

少しホラーだった。


「二人とも、お疲れさん。明日1日は休みにするよ。」


「当たり前ですわ。」

「仁。このドラゴン食いたいぞ。」


それから、ドラゴンの死体、盗賊団の財宝と魔道具、武器を回収して

ネムニをおんぶしながら帰った。

仁は心の中で、結構儲かったなと満足していた。

翌日ガキどもは俺にわがままを言いまくった。

めんどくさいが必要経費だと思って、全部叶えてやった。


赤ドラゴンの肉は不味かったが、ワイバーンの肉は美味かった。


エルザの服とかオシャレとか、荷物役をしてやった。


ネムニと一緒に昼寝した。


ネムニが一番低燃費だ。後、ワイバーン盗賊団のリーダーは懸賞金がかかってたから、金貨3枚もらった。伯爵から感謝状もらった。兵士から、手紙一枚渡されただけだけど。


アリーはなんか教会に行って、一日中祈ってた。

ホリー教だったかな?金貨1枚(一千万)寄付してた。

金銭感覚バグってるやろこいつ。

教会の子供に懐かれてた。


俺は今回の戦闘で、俺たちの対空戦闘について考えさせられた。

他の奴らはどうしているのか、聞いてみると大体魔法か弓で対処してるらしい。もしくは、空とべる魔法具を使うらしい。

火力不足について聞いたところ。支援魔法を使うらしい。

支援魔法を使えるやつが、パーティーにいないので俺が覚えることにした。


新しい奴隷でも買おうか迷ったが、育てるのがめんどかったから、やめといた。

後、俺が趣味で作った盗賊マップが高く売れた。商業ギルド、

冒険者ギルド、魔法ギルド、魔道具ギルド、この町の兵士

合計で金貨1枚ぐらいになった。

この金で高級娼館に行った。そして高級娼館でまた、情報を集める。

永久機関が完成してしまった。


ーーーー翌朝、道中にてーーーー


「お前ら、前回の戦闘で足りなかったことを言ってみろ。」


「火力よ」

「火力だと思います」

「火力〜」

「火力じゃないでしょうか」


「そうだな火力が足りなかった。なので、お前らに支援魔法を覚えてもらう。」


俺は、昨日買った、支援魔法の本の知識を4人に伝授する。

支援魔法は、職業関係なく個人の才能らしく、俺には普通程度しかなかった。

4人はどうやら才能があったらしく、すぐに支援魔法レベル2になった。

支援魔法は、要は溜めなのだ。溜めて解放する。これが支援魔法。

この溜めは他人がやっても自分がやってもいいらしい。コンビネーションは必要だが。


それから、魔法の練習をしながら。

襲ってくる魔物を蹴散らしながら、ダプール子爵領に入った。


ダプール子爵領に入る前に、村があった。

その村には、女子供、老人しかいなかった。それも、やせ細った。

俺は思った、アリーがやる気になったと。

事情を聞くと、どうやら、近くにできた、ゴブリンの集落を殲滅するため、

領主が男どもを徴兵したらしい。

そしてその時、食糧も持ってかれたという。

しょうがなく、飯を分けてやった。

カーリーが悲しそうな目をしていた。

次にアリーが私たちがゴブリンの集落を殲滅します!!!

と言い出した。

まあそうなるだろう。


俺たちはゴブリンの集落の情報を得るために、近くの街の冒険者ギルドによった。情報によると、ゴブリンは1万匹いるらしい。

ゴブリンの国らしきものができているらしい。

そして、3日後に、その国に戦争を仕掛けるらしい。

ゴブリン王はかなりの財宝をため混んでいるらしく、冒険者はこぞって参加するらしい。

仁は思った、財宝だけ盗みたいと。

なので、俺たちだけで、夜襲を仕掛けることにした。

アリーには

「アリー、夜襲を仕掛けてゴブリン王を倒そう。俺たちは寝込みを襲うのが得意だし、そしたら、戦争が圧倒的に勝ちやすくなるはずだ。」

そんなことを言い続けたら、アリーが承諾してくれた。


仁は思った。うまいところだけ全部もらっていくと。


ーーー夜襲、決行ーーーーー

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