〜 とある空間にて 〜

 ルルド……やられちゃったのね。


 はぁ〜、もう少し使えると思ってたんだけど。


 せっかく『偽装薬』や『強化薬』まであげたのに。


 まあ彼は魔法が一番得意なのに『強化薬』を使ってまともな思考回路を全部ぶっとばしちゃったせいで魔法が使えなくなったのが敗因かしら?


 今となってはそんな事どうでも良いのだけど。


 さて、これからどうしましょうか。


 館に戻って薬を調合したいけれどマーダがいるから行くのはリスクが高すぎるわね。


 でも薬が調合できなければこのまま逃げ切るのは難しいわ……。


 でも幸いまだ少し薬は残っている。


 これで何とかするしかないわね。


 そう思いながら立ち上がった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る