設定:キャラ紹介【Ⅰ】
【京極(きょうごく) 蘭(らん)】
・女子中学2年生
・ダンジョン探索者・配信者(ソロ)
・陰陽師見習い
超魔神皇の転生体。
前世の影響でかなりの魔力を所有している事もあって圧倒的な強さを持つ。
ただの一般人と過ごすつもりであったが、発散しない魔力が徐々に身体の中に澱み溜まっていき、体調不良を起こすようになった。
その為、両親たちに内緒で妖怪などを退治する事で発散していたが、成長をするにつれて力の制禦ができなくなり、玲衣奈の呪いの一件で軽くしたデコピンが、家を破壊したことで本人に危機感が生まれた。
四天院家の取り計らいで、所属している戦闘要員と戦うことが出来たが、対人という事で殺さないように手加減をしないと駄目なことから、あまり発散にはならなかった。
玲衣奈が魔力発散する場所という事で近くにある青木ヶ原樹海ダンジョンを紹介されて、対モンスターという事で、手加減することなく魔力放出する事が出来る場所を見つける事ができた。
陰陽師としての実力はほぼない。
父親の弥杜は、蘭が望まない限りは陰陽師にさせる気がない事から教えてないからだ。
式神も陰陽術も何一つ扱えない為、陰陽師としての実力はないが、前世からの圧倒的な魔力により、力業で解決することは可能。
今のところ蘭は、将来は陰陽師になりたいとは考えていないようである。
超魔神王の願いであった「人間として生きる」という考え持つ。
人間の身体で高エネルギーを使用するためにはかなりのカロリーが必要のため大食漢。割となんでも食べる。お小遣いの7割強は食費。
戦闘面ではほぼなんでも出来るものの、戦闘欲求を満たすために、物理攻撃オンリーをしいる。バトルジャンキー。
【奥の手】として超魔神王の力を使用出来るが、圧倒的な魔力量が身体を駆け巡るため、身体は常にダメージを受け続け、魔力回路はオーバーロードを起こすことになり、人間の身体が、超魔神王へ対応する肉体へ変換されてしまう危険性がある。
【クエビコ】
・機械型モンスター
ダンジョン深層部の宝箱から蘭が手に入れた、探索者サポート型ユニークモンスター。
ダンジョンについての様々な知識を持っているものの、サポートする探索者の実力・進行度によってアンロックが解除される仕組みとなっている為、後出しで言う事もしばしば。
蘭の事を揶揄うこともあるものの、大切に思っている。
今は蘭の父親・弥杜と式神契約をしており、蘭とは代行契約をしている。
基本、観察者で傍観者。
戦闘で役に立つことはまずない。
【弥勒(みろく) 京華(きょうか)】
・女子中学2年生
・ダンジョン探索者(『月の雫』所属)
・5級陰陽師
100年に1人と称される才女。
かつてかなり生意気な少女であったが、誘拐されて蘭の実力を知ってからは、生意気さは形を潜めた。
蘭の事をとても慕っている。
式神としては「見猿」「聞カ猿」「言ワ猿」「白轟鬼(白鬼から進化)」「スカル」など。
陰陽師としてはオールラウンダーで、下手な大人よりも優秀。
中学2年生で、5級陰陽師というのは弥杜の次に早い到達であった。
目下の目標は、蘭を悲しませることが無いような実力を身につけること。
【四天院(してんいん) 玲衣奈(れいな)】
・四天院財閥の長女
・女子中学2年生
・超能力者
呪いを掛けられていた事を助けられ事や、圧倒的な力に魅入って好きになった。
少しストーカー気味。
自宅地下には蘭の写真や、蘭が捨てた所有物を保管した一室があるとかないとか。
本来はお嬢様のみが通う女子校へ通う予定であったが、蘭と一緒に居たくて無理に転校してきた。
超能力者としては優秀で、現時点(2章)で京華が深層EXTRAモンスターを使役した状態でも、苦戦はするものの勝ち越せる実力がある。
【愛染(あいぜん) 冥月(みょうげつ)】「姉」
【愛染(あいぜん) 冥火(みょうか)】「妹」
・四天院家玲衣奈直属メイド序列一位(姉)、序列二位(妹)。
『四天院家直属メイドたる者、オールラウンダーでなければならない』という従者教育の元で、鍛え、育てられた2人。
冥月は真面目。冥火の方は不真面目。
冥月は美乳。冥火は巨乳。
冥月は家事>戦闘。冥火は戦闘>家事
【阿頼耶識(あらやしき) 輝夜(かぐや)】
・『アンダーテイカー』所長
年齢不詳。年から年中、やる気のない駄目な女性。
神々が遺したナノマシン『デウス・エクス・マキナ』を身に宿している。
そのため地球上に存在していた神の権能や武具を自由に使用出来る存在。
逆に対神殺用の道具は苦手であるものの、現代では神が居なくなっているため、神殺しとなりうる人間も道具もほぼない状態である。
神の性質を持つため自殺できないため、自分を殺せる者を求め、また神性を零落(お)として人間に戻ろうとしている。
両刀遣い。ただ男性より女性が好き。
自分のお金を使うより、他人のお金を使う方が好き。
【安心院(あじむ) 永久(とわ)】
・一般人
・阿頼耶識輝夜の保護者
蘭と同じ学校へ通う同級生。
蘭の周りの中では、特に特殊能力とかを持たない一般人。
輝夜が借りているビルは、母親である彼方(かなた)が管理者を務めている事から、その縁もあり仲かが良い。
輝夜の事をとても大好きで、大人な関係。
武器は輝夜が昔造った物を飛鳥経由で手に入れた『対神用罰天・ハリセン』。
【阿頼耶識(あらやしき) 神威(かむい)】
・神造神。
・『アンダーテイカー』非常勤職員
・フリーター
阿頼耶識輝夜が、自身の血肉(つまりナノマシン『デウス・エクス・マキナ』)で自らが造り出した己を殺すための存在。
育児放棄した輝夜が、知り合いの若神子家へ養子と出されていたが、ある程度育った事もあり、実戦経験を積ませるためにも呼び戻した。
輝夜が自分を殺すために造っただけあり、きちんと修行をして経験を積めば、輝夜を越える存在になる可能性を秘めているが、本人にその気が無いので、戦闘のプロからすれば大きく見劣りをする。
あり得たかもしれない世界線では、蘭とは恋人関係であった。
ただこの恋人関係は、蘭が出した偽彼女の交換条件で、京華の魂を入れる為の赤ちゃんが欲しかったというだけの関係だった。
蘭は子種を求めるために色々と恥ずかしいことをした為、混ざり合っているA/Zからは天敵のように嫌われている。
【神喰(じんぐう) キサラ】
・『JOKER』所属の戦闘員
・人造神
ある組織が阿頼耶識輝夜の血肉を手に入れて、造り出した存在。
所詮は人の技術で、神の血肉を十全にいかせなかったことから、スペックでは似た存在の神威から大きく劣ることになる。またそれがコンプレックスの原因。
組織は【JOKER】により壊滅されていて、行き場の無かった所を孔明に拾われた。
神威と関わらなければ、【JOKER】の中では常識人側となる。関わらなければ。
【空閑(くが) 禊(みそぎ)】
・『JOKER』所属の斥候タイプのルーキー
最近、『JOKER』に入社した新人。
飄々として雰囲気と童顔で、実年齢よりも若く見られる。
激高状態とは言え、隙の無かったキサラの首に針を打ち込み、気絶させてた。
武器は主に針を使用する。直接戦闘よりは、暗殺などの搦め手での攻撃が得意。
【京極(きょうごく) 弥杜(やと)】
・陰陽庁所属、国家公務員、特務陰陽師
・最強公務員『天魔無為』
蘭の父親。
日本最高戦力に数えられる1人。
陰陽庁が設定する最高ランクの特務陰陽師
そのため北海道から沖縄まで、「霊災」という名目で対外国用牽制として単身赴任している事が多く、娘と一緒にいられない為、陰陽庁を退職する事が目標。
蘭から『終焉(エンド・オーダー)』を譲り受けており、蘭の言い聞かせという後押しがあったとはいえ、十全に使用出来る実力者。
【京極(きょうごく) 雅(みやび)】
・専業主婦
・超能力者
・蘭と弥杜にとっての天敵
とある良家のご令嬢。
弥杜と一緒になるために駆け落ち同然で実家を出た事で、実家とは絶縁状態。
天然な所があるが芯の通った一面もある。
戦闘能力の実力は不明なものの、玲衣奈を歯牙に掛けないほどの超能力者としての実力を持つ。
因みに蘭が付き合う相手は、蘭の事を大切に思って幸せにしてくれるなら、男でも女でもどっちでもいいそうだ。
【超魔神皇(ちょうまじんおう) / A/Z(あず)】
蘭の前世。最強かつ無敵の存在だった。
最強となる課程で死と老を克服した事で、自殺が出来なくなり、退屈な現状に嫌気が差して、未来では退屈をせずに済んでいるのか、微かな希望を抱いて未来視をした結果。
未来永劫、まともに闘える相手とは出会えず、ずっと孤独のまま過ごすという未来を視た。何回。何十。何百と、未来視を繰り返しても、結果は変わる事はなかった。
長い時間の中で退屈によりほぼ感情が失われていた事もあって、これがトドメとなる。
もう何もする気が起きなくなり、ただただそこに存在しているだけの者に成り果て幾星霜の刻が流れた。
幾星霜の刻の中で、千里眼で見ていた人間種の、短い人生の中で一生懸命に過ごす姿に羨望を抱き、超魔神皇としての一生に絶望をしていた事が噛み合った結果。
「シン・絶紹転生」を実行。
全く別存在となる事で、視ていた超魔神王としての未来は無くなり、人間・京極蘭としての未来が始まることになる。
A/Zは、蘭の人間性と超魔神王の精神が混ざり合った、シン・超魔神皇とも言える存在。
名は「全て」「永遠」を意味する。
20話~21話で登場したA/Zは、蘭の生態をベースに新しく超魔神王の肉体の一部を再構築した肉体であり、蘭とは異なる存在となっている。
別存在となったことで、超魔神皇が転生したときと同様に、蘭が視ていた未来はリセットされる事になった。
A/Zは、IFである未来から蘭から蘭自身へ送った希望でもあった。
実力は蘭よりも同等以上である。
理由として人の身では扱う事が難しい超魔神皇の魔力を、超魔神皇自身の肉体を使用しているため負荷が無く、人間の肉体の蘭とは魔力の循環率がまるで異なる事が大きい。
【天使(あまつか) 桜香(ほのか)】
陰陽師の旧い家系・天使家の次女。
家の事情があり、スパイとして京華に近づき仲良くなった。
裏切る為に近づいた関係であったが、京華と一緒にいる内に情が湧いて本当に慕うようになってしまった事で、家と京華の間で板挟みにストレスを内心抱いていたようである。
蘭の事は京華から訊いて、ある程度実力を見越していたため、イチャモンをつけて帰そうするものの失敗に終わった事で、彼女の未来は決定したと言える。
京華を裏切る事を選択した場合、どの未来の世界線でも、蘭またはA/Zにより無限ループする『千殺万死』で苦しむ事になる。
ありえない世界線ではあるが、もし思い留まり蘭の邪魔をせず、京華を助けるべく行動していれば、蘭にとって陰陽師では京華に次ぐ2人目の友人になれていた。
【東雲(しののめ) 絵馬(えま)】
・日本探索者ランキング7位『剣帝』
・ダンジョン探索者・配信者
・『月の雫』リーダー
30代女性。未婚。付き合っている相手はいる。
中層で起こった1,000を越える魔物のスタンピードを単騎で斃せ、また深層でも通用する実力保持者。
『ルナティック級』と相対して心が折れて、今は自宅で静養中。
【九頭龍(くずりゅう) イブキ】
・マンダラ中層「魔」の出身
・陰陽庁職員
バハムート級ドラゴン。殺生石に引き籠もっている九尾の狐・葛之葉とも友達である。
地上が好きでマンダラから地上へと出て行った存在。
弥杜の事は好き――かは、本人の心の裡。とりあえず、弥杜との子供は欲しがっている。
その為、わざわざ陰陽庁に入庁して弥杜の後輩キャラとなるほど。
ただし弥杜からは、まるで相手にされていない可哀想な残念女。
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これにて2章は終わりとなります。
3章開始は一週間ほど休みを頂き、来週の24日(水)頃から開始とさせていただきたいと思います。
3章では1・2章ではあまり無かった蘭の無双シーンや、ダンジョン配信者としての話となりますので、宜しくお願いします。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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これからも、どうか宜しくお願いします
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