第6話
翌朝―――
朝食を済ませた俺たちは、早速、街の外に出て目的地に向かっている。
ところで…
「目的地って、どこ?」
「あ、そういえば伝えていませんでしたね。その、文房具の生みの親といわれている魔女が、街のそばにある森を抜けた先に来てるらしいんですよ。」
「街のそばの森って…、恐怖の館があるからいい子は入っちゃいけないって言われてるところじゃないですか。やだぁ…。」
「ちなみに、その恐怖の館が恐怖って呼ばれる原因についてのクエストも受けてきたので、館にも行きますよー。」
「やだぁぁぁぁぁぁ!!!俺いい子だから!この森に入っちゃダメって身体が!」
「そんなこと言ったって、もう森の入り口つきましたよ。れっつごー!」
「いぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁ……」
俺はオカザキさんに引きずられる形で森に入っていったのだった。
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