第4話
「あ、お帰りなさーい。」
ギルド拠点に入るとニコニコ出迎えてくれたのは、我らがギルドマスターであるイク・ワタナベ。彼女はこのギルドの管理者であり創設者のひとり。小さい頃からこの街で育ち、街の人々にかわいがられている。しかし、実はこの街の商売云々についてのことを裏で牛耳っているらしい。
…我がギルマス、恐るべし。
「イクさん、聞いてくださいよー。さっきここに来るときに情報通り出ましたよ、プロレスラー。」
「あー、あの人ね。やばかったでしょ?笑」
「いやー、びっくりしました、ほんと…」
さっきの出来事などたわいもない話をする二人を眺めていると…
ぐぅぅぅぅ…
俺のお腹が大きい音を鳴らした。
(やっべー…気まずっ)
「「…。」」
当然、二人の会話を遮ってしまったわけで…。
「「…ぷっ、あははは!!」」
「大きい音鳴りましたね笑」
まぁ、こうなるわな!!恥ずかしい!
「そんなに笑わないでくださいよ、生理現象なんだから仕方ないでしょ…。」
「すいません笑。今日ほとんど何も食べずに歩き通してましたもんね。文房具の生みの親といわれている魔女の話もイクさんに聞けたので、晩御飯食べに行きましょう!」
「あ、じゃあ。最近できたおすすめのお店教えます!」
イクさんおすすめのお店の場所を教えてもらい、ギルド拠点を後にしたのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます