世界の反応2

ロシア

補佐官「人の住めない永久凍土、シベリア方面にモンスターは集落などを形成しているようです。」

大統領「だろうな、私がモンスターであっても同じ判断を下すだろう」

補佐官「能力者の選定は未だ国民全体の1割強に留まっており、人数としては1900人程となっております。」

大統領「その人数でどうやってモンスターの進行を止めろと言うのだ」

大統領の顔は苦渋に染まっていた

補佐官「アメリカへ送っているスパイからは【能力の有無を見分けられる能力者が見つかった】との報告が入っております。」

大統領「私にアメリカにへり下れとでも言うつもりか?」

補佐官「いえ!そのような事は…しかしこのままでは…」

大統領「分かっている!中国や北朝鮮の状況はどうだ」

補佐官「はい、中国では強制召集をかけ、能力者を炙り出す方法をとっているようです。その成果と言って良いのかは分かりませんが半分以上の検査が終了、能力者数は一万人とも二万人とも言われています。しかしその反面、反発も強く暴動になりかけているとの情報も入っております。」

大統領「だろうな。あそこは社会主義だしな、また政党が変わりそうだ。北朝鮮も似たような状況か?」

補佐官「そのようです」

大統領「とにかく能力者の選定を急がせろ」

補佐官「かしこまりました」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る