これから

大己「どうやってスライム倒したんだよ⁉︎」

智華「まさか重吾まで厨二病を発症してたなんて…」

重吾「いや、本当に倒したんだけど…」

智華「じゃあどんな色と形だったの?」

重吾「言ったら信じてもらえる?」

智華「一応スライムの色と形は聞いた事あるの、一応これでも軍部の娘だし」

大己「そんな風には見えないけどなぁw」

智華「今からでも荷物とってきてもらおうかなぁ」

大己「ごめんて!悪かったから!」

重吾「…で、スライムだったよね。ヘドロみたいな色で不定形な粘性生物っぽかったけど」

智華「あぁ〜…本当っぽいかも…」

大己「俺も存在は聞いてるけどそんな色と姿なんだなぁ」

智華「軍部でも知ってる人少ないらしいしね。スライムなのに脅威度は上位に位置付けられてるっぽいしね」

大己「ほへぇ〜、初めて軍部の娘って感じたわ」

智華「あれはほっといて倒したって言うのなら弱点とか分かった?そもそもどうやって倒したの?」

重吾「この世界にもまだ黙秘権って存在する?」

そんな問いかけに女友達は微笑むだけだった

重吾「分かったよ、弱点か分からないけど、倒す直前にパキって音がしたからゲーム同様どこかに核みたいなのがあるんだと思う」

智華「でしょうね、じゃ無いと無敵かHPみたいなものがあるのかの2択になっちゃうしね。で?どうやって倒したの?」

重吾「正直なところあんまり自分でも分からない所が多いから話したく無いんだけど…」

大己「吐いた方が楽だと思うぞ?じゃなきゃ鞭打ちにされちまうかもな」

智華「友人にしてはいいこと言うね!後半が無ければ!」

大己「重吾、葬式にはガーベラを入れてくれ」

重吾「分かったよ、何色かは知らんけど。倒し方なんだけど、退院後に少し変わった事があってな」

智華「勿体ずらずにさっさと言って!」

重吾「念力みたいなのが使えるんだよ」

智華「…」

重吾「だから言ったじゃん!こうなるから言いたくなかったのに…」

俯いて嘆いてみるが智華からの反応が無い

重吾「そこまで引かなくても良くない?」

智華「いやね?疑ってる訳じゃないんだけど…そうなるとちょっと困ったことになるかなぁって」

大己「と言うと?」

智華「大己って気は良いけど残念よね…簡単な話、力があるなら振いなさいって事」

大己「マジかよ!連れてかれるの⁉︎」

重吾「秘密にならない?」

智華「ならないかなぁ」

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