変革
学校では目立たず、だからと言って友達がいないわけでも無い。謂わば平均的な高校生である…と自分では思っているんだけど
大己「重吾って時々抜けてて見てておもろいよなぁ」
重吾「はぁ?俺そんなに抜けてるか?」
智華「何というか…空回りして勝手に転けてるようなぁ…うぅ〜んと、とにかくおもろいwww」
重吾「何だよそれ!」
大己「まぁまぁそんなに怒んなよw」
重吾「怒ってはねぇーけどさぁ、なんか釈然としないわぁ」
大己「それより今日帰りに遊び行かね?カラオケ?ボーリング?ゲーセンとか?」
智華「良いね!ショッピング付き合ってよ!」
大己「いや、それは面倒だから却下で」
智華「はぁ⁉︎面倒って何さ!」
重吾「アハハハ…悪いな、俺バイトだわ」
大己「えぇ〜、そんなの休んじゃえよ」
智華「それは人としてどうかと思うけど?」
重吾「右に同じく」
大己「つれねぇなぁ」
重吾「って事でまた今度な」
智華「大己はショッピング付き合ってよね!」
大己「逃げるんだよぉ〜」
智華「待てコラァ〜」
重吾「アハハ…二人とも足はや」
そんなやりとりを終えてバイト先へと向かう
まぁバイトと言ってもスーパーの品出しとかなので正直やり甲斐は感じないしバイト先を変えても良いなぁとも思っているわけなのだが
重吾「そんなに簡単に辞めれ無いしなぁ」
店長「お疲れ様、何?悩み事?いつでも聞くよ」
重吾「いや、大丈夫です(ってか店長に言えるわけ無いだろ)」
店長「そう?信用されてないのかなぁ」
主婦さん「そんな事ないですよ店長、みんな信用はしてないですけど信頼はしてますから」
店長「酷くない⁉︎そんな事ないよね⁉︎長瀬君!」
重吾「僕の口からはノーコメントで…」
店長「落ち込むわぁ〜」
そん感じでぶつぶつと続けているが興味も無いので無視をする
そんな日常に変化が起こるのは好ましいとは思っているが、変化は突然やってくるものである
地面が揺れ悲鳴が上がる、電気は消え雷のような轟音が続き建物が倒壊して行く
店長「今すぐ店の外に!崩壊する前に二人とも逃げなさい!」
そんな急な対応が出来るあたり店長なのだろうと思いながら指示に従う
店内のお客さんにも避難誘導をしながら半分程外に出た辺りで建物が崩れ下敷きになる
そして世界は恐怖と悲鳴により変化を始めるのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます