5. と、ここまで書いてきた記事を振り返ってみて気づきました

 自分と、自分を庇護してくれる家族(あとは飼い犬のマロン)のことばかりを書いて、それ以上、全く広がりがないことに絶望している福倉です。


 考えてみれば、仕事をほとんどしておらず、趣味だったヨガからも離れていて、デイケアも卒業してしまった私には、世界の広がりがないんですよね。


 非常に換気が悪い環境にいるのだなあ、と改めて気づく……これだけでも文章を書いた意味があります。気付き、というのは財産ですから。


 寝て、起きるだけの環境から、少しだけ起きられる時間が増えていて。

 ちょっとだけ、やることを増やしてみたいな、などと思っています。


 そういえば、趣味というほどのものではないですが、映画を見るのは結構好きです。


 無職のいいところは、平日でも映画を見に行けるところ。障碍者のいいところは、手帳さえあれば、割引料金(1000円)で映画を見れること。


 ここ最近観た映画は……


 すずめの戸締り

 THE FIRST SLAM DUNK

 丘の上の本屋さん

 シン・ウルトラマン

 シン・仮面ライダー

 トゥモロー・モーニング

 鬼滅の刃

 刀剣乱舞黎明

 PSYCHO-PASS PROVIDENCE

 (時系列はめちゃくちゃです)


もしかしたら、ほかにも観ているかもしれませんが(漏れがあるかもしれませんが)

半年の間に少なくとも9本見てるって、一か月に1本以上観ている計算になるので、お? と自分でも思ったり。


あと、この中で「トゥモロー・モーニング」という映画は母の付き添いで観たのですが、この映画を見ているときには特に胸に迫って感じなかったことが、今の……両親の仲が目に見えて険悪になってきている状況だと、なんか、こう「ぐっ」とくるものがあります。心に刺さるというか。


ああ。結局また家族の話になってしまうのです。


よくないぞ。良くない。


自分でも、この閉塞感……要するに、世界が家族と、病院(通院先)と、仕事先(といっても、仕事。ほぼ、月1回しかない)しかない、のはまずい。とは思っていて。


で、そう思っていたのは、自分だけではなく……主治医もでして。


就労支援事業所か、地域活動支援センターに通わないか、とご提案を受けました。


就労支援事業所は、ほぼ寝たきりの私にはハードルが高く、今のところ地域活動支援センターに通っています。


支援相談員の方は優しく、皆さん、さすがプロなので傾聴も上手で、話を黙って聞いてくれますし、アドバイスもしてくれます。


利用者の面々はいろいろな立場の方がいますが、まあ、総じて障碍者でお金がない(!)のは共通しているので、いろいろお得な情報を得ることができたりもします。

無料や安価で使えるこんな制度があるよ、とか、こんな施設があるよ、とか。


具体的なことは、地域活動支援センターの規約に引っかかるので言えませんが……。


さて、そろそろ三年後の自分へ手紙を書くことにしましょうか。


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三年後の自分へ


私は、今、焦っています。

何を焦っているって、もう2023年の5月ですよ。気が付けば、一年の半分が消費されようとしているのです。


でも、何も……何も、為せていない!


結果が欲しい……結果が欲しいよう。


と。


努力していないのにそりゃ結果がでるわけないわな……と冷静に見ている自分と、ひたすらぐずっている自分が入り混じっているわけです。あいたた。


焦って操転だけはしたくない、と思いつつ……。


昨日の私は何をしていましたか?→病院に行くほかは、ひたすら寝ていた。

一昨日の私は何をしていましたか?→ひたすら寝ていた。

先おとといの私は……→ひたすら寝ていた。


……とりあえず。


動く日と動かない日の差を縮める必要はありそうだな……と思ったりはしています。


ずっと寝たきりの日は、眠たくてもちょっとだけ頑張ってみる。

焦るけれど、過活動の時は少しブレーキをかけてみる。


少しずつ、毎日できることを。

増やしていけたらな……。


三年後って遠いと思ったけれど、あっという間に訪れそうな気がしてきて恐怖です。


今の自分と地続きなのは(だから自分自身が努力しないと、報われないのは)わかっているけれど、少しは成果が出せていたらいいな。


あと、できればもう入院はしないでほしい。頼む。

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