間違った熱中症対策!(科学エッセイ)
間違った知識が熱中症を増やしているのです。
・・・
お風呂に長く浸かっていると指の先の指紋の所がシワシワになりますよね・・
経験が有りますでしょう?!
ところが海で遊ぶときには何時間海水に入っていてもシワシワにはなりません。
どうしてだと思いますか?
そうなんですよ、浸透圧が原因なのです。
じゃあここで浸透圧のおさらいです。
濃度の異なる2つの液体は、半透膜を通して、水が濃度の高い方に移動します。 この時の圧力の差を”浸透圧”といいます。
野菜に塩を振ってしばらく置くと 野菜の水分が出てきて 野菜が萎びるのは浸透圧が原因なのです。この場合野菜の細胞膜が”半透膜”になります。
でね・・
血液は辛いでしょ?
血液や体液は約0,9%から1%の塩分濃度なんです。
だからなんですよ。
真水のお風呂に長く浸かっていると 塩分濃度の高い皮膚の方に水が浸透して指がふやけるのです。海では逆に 海水の方が体液より塩分濃度が高いので体液が出ていきます。だから海に浸かっていると喉が渇くのですよ。海水が辛いからでは無いのです。
何でこんな話をしたのかと言えば次の事を説明したかったからです。
・・細胞膜は半透膜なのだ・・
我々人間は浸透圧を利用して水を体内に取り込みます。
逆に水を排出する時も浸透圧を利用します。
だから汗やオシッコは辛いのです。
さいきん減塩が体に良いとかで 何でもかんでも味が薄いですよね・・
逆に糖分は悪者扱いを受けています。(笑)
これが熱中症を増やしているのだと思います。
塩分が無ければ水が体内を移動できません。
血管細胞を移動するにはナトリューム(塩)が必要ですし、皮膚細胞を移動するにはカリューム(塩)が必要なのです。
現代人は歩かなくなり体力労働も減りましたよね・・
その上クーラーの効いた部屋にいて汗をかかなくなりました。
だから減塩をすべきだと言うのですよ。
高血圧の家系の人にはナトリュームの血中濃度が高いのは良くないからです。
でも・・
汗をかく量は人によって様々ですよね・・
私は山歩きをしたり海にも行きますので汗はかきますよ。
スポーツをする人は私よりもっとでしょうね・・
汗やオシッコと共に塩分は失われます。
塩分が無いと水が細胞を移動できないのです。
だから一律に減塩は良くないのです。
ですから水分を補給するのではなく、塩分も一緒に補給することが重要です。
目安として、1ℓの水に対して1~2gの食塩を加えます。 さらに、長時間のスポーツなどで失われた糖分を補い、エネルギーを補給するために砂糖などを加えると、疲労回復にもつながります。
あ、糖分にも浸透圧がありますからね・・
スポーツドリンクはそこを考えて作られていますから、それでも良いですよね。
・・水は体内を浸透圧で移動する・・
こんな基本的な事すらご存じない専門家が 熱中症の講釈をするのです・・
あんまり無知なのでこの記事を書きました(笑)
専門家とか、アナリストとか・・
あれって何なんでしょうか?
いったい何処から連れて来るのか!?
そんな職業は無いし、そんな国家資格も無いですよね( ´艸`)
写真家・・
専門家・・
芸術家・・
整体師・・
デザイナー・・
アナリスト・・
コンサルタント・・
落語家・・
芸人・・
作家・・
これって誰でも成れるのです。
名刺を作って、宣言すれば良いだけなのです。
「私は芸術家です。」
「私は作家です。」
「私はコンサルタントです。」
「私は専門家です。」
別に違法ではありませんよ。
元々そう言う資格は無いのですからね・・
自分でそう思っているのなら 人を騙した事にはならないのですから・・
だってアナタも作家でしょう?
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