こんな事をする業師って いったいどんな奴なんだ!

ちょっと変なタイトルなのですが・・

そう思ったんですよ・・( ´艸`)


今回の大型連休は10日有ったんですが・・

私は人の多い所は苦手なのですよ。

そう言う時は山に逃げるのですが、連休は山も人が多くてね・・(笑)

考える事は皆一緒ですからね。


そこで小舟で海に逃げました。

海とは言っても内海でして、プールみたいに静かな海で 釣りでもしながらのんびりしたんです。


飲み物とかお握りをとか お菓子なんかも持参して 海上でピクニック気分なのです。最高にのんびりして楽しかったのですが・・

そのうち一緒に乗ってた女性がおしっこがしたいと・・


小さな船なのでトイレは有りません。男なら何とかなるのですが、女だとねえ・・

出発地点には30分戻らないといけませんしね。

そこで近くの岸に船を接岸出来る場所を探したのです。



近くにちょうど良い場所を見つけたのです。

背後は断崖絶壁の岩でしてね・・

その前が横幅30メートルほどの小さなビーチになっているのです。完全孤立のビーチで そこに繋がる道も有りません。

奥には草地も有って・・奥の方に行けばオシッコしても大丈夫でしょう。


早速ビーチに接岸したのですが・・

そのビーチは人が来ないだけ有って、いろんな漂流物が有って・・

なんかキラキラしているのです。

何だろうとよく見ると・・

牡蠣殻が砂利で削れて真珠光沢になっていて・・

それが沢山転がっていて太陽光を反射していたのです。


「ねえ・・この石なあに?」

言われて見ると、彼女が不思議な穴の開いた石を持っています。


「何だろうなあ・・ 人工的な穴じゃあないから、何か生物が酸でも出して溶かしたのかも知れないなあ・・ 」

ウニは酸で岩を溶かしてその中に入り込んだりしますから・・しかしこんな深くて丸い穴は見た事が無いのです。


大概の事は知っている私なので・・ちょっと気になりました。

・・こんな穴をあける奴って どんな奴なんだ!・・

(クリックして画像へ・・)

https://kakuyomu.jp/users/minokkun/news/16817330656855648880


ね!変でしょう・・


”海・酸で石に穴をあける”で検索をしました。


分かりました!

犯人はイシマテガイでした。


***

イガイ目イガイ科に属する二枚貝。

本州以南の日本全域・台湾に生息。

浅場の石灰質の岩などに普通に見られる。

食用としても非常に美味と言われるが、岩を砕いて採取しなくてはいけないため市場に出ることはない。

***

そう説明が有りました。


硬い岩に酸で穴を空けるとは 味な事をやるじゃあ無いですか・・

なかなかの技術屋ですよね。



技術屋と言えばカーペンタービーって奴がいましてね・・

直訳すれば”大工蜂”ですが・・

これがなかなかの業師なんですよ。


この蜂は 木にドリルで空けたような完璧な穴を空けるのです。

小指が入るような深い穴なんですが・・まるで工具を使ったように完璧なのですよ。それで大工蜂と呼ばれるのですけどね。


大工蜂(カーペンタービー)の日本名は熊蜂なのですが・・

業師の大工バチに熊蜂とはちょっと何か足りませんね。


でまあ・・

このイシマテガイの穴は 大工バチの穴に似てましたが・・

石に穴を空けるとはねえ・・!!👀













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