デジタル化とは・・ 科学エッセイ
今は誰でもスマホでネットに繋がっています。何で繋がっているのかと言えば電波なのですが、電波が送信しているのはデジタル化された情報なのです。
そんな事は解っているって?!
そうですか・・
じゃあデジタルって何の事なのでしょうか??
今回はその辺りを考察してみたいと思います。
このインターネットの世界の主役はコンピューターですよね。あなたの使っているスマホも携帯コンピューターで、通話もデータ通信もアプリを通してコンピューターが行っているのです。
で・・
このコンピュータって奴が数字しか理解をしないのです。計算も記憶も全て数字でやるんですよ。しかもコンピュータの理解する数字は2進法なのです。
コンピュータは無数のスイッチで出来ていて・・つまりスイッチですからonとoffしか制御出来ないのです。
offが0でonが1になります。
0と1だけしか無いのなら2進法しか有りませんよね。
0は00です。
1は01
2は10
3は11
4は100
5は101
6は110
7は111
8は1000
9は1001
10は1010
2進法では上記のようになります。
つまり全ての数を0と1で表せるのが2進法なのです。
デジタル化とは全ての情報を0と1の数字に変換する事なのです。
電波に乗っているのは音楽や画像などではなく0と1の羅列なのです。
0010110010100101100110001010100101011100110001000110
こんな感じですね。
ですから音や画像や文字などを0と1のコードに変換することをデジタル化と言うのです。
それでは画像を、或いは音声をどうデジタルに置き換えて送信し、届いた0と1の信号をどう映像や音声に戻すのか・・それはかなり専門的な知識が無ければ理解は出来ないと思いますが・・説明します。
例えば文字の場合は文字フォントにコードが付けられているように・・音声にも様々な音域にコードが決められています。電話の場合もアプリが瞬間的にあなたの声の電気の波を 最も近い音声コードに変換してそれを集めて合成し、そのコードを送信し・・受け取ったコードをアプリが電流の波に戻して、その電流の波が磁石で音波に戻すのです。
ですから電話の声はあなたの声では無くて、最も近い音コードで合成した声なのです。
画像は色コードが決められていてその組み合わせで16,777,216もの色を再現できるのです。画面に画像を表示するには画素数と言うのが有りますが、これは画面を何分割にするかという事です。800万画素は画面を800万に分割するという事で3000万画素は画面を3000万に分割するという事なのです。当然画素数が大きいほどキメの細かい画像になりますよね。
そうゆう事で画像も色コードに変換するわけなのです。画面をx軸とy軸に分割し左上の最初のマス目が1の1で次が1の2その次が1の3とずーっとマス目をコードで埋めていきます。3000万のマス目をです。3000万画素とはそういう事なのです。
動画はもっと複雑でメモリーの容量と計算速度が必要です。1秒で30もの画像を表示して動画に見せるのですから 計算速度が遅いと動画がカクつくのです。そのうえ動画には音声も含まれますのでもっと面倒ですよね。
まあともかく、電波で飛んでいるのは0と1だけだと言う目から鱗のお話でした。
では又・・(^_-)-☆
ーー追記ーー
**このエッセイは「目から鱗の雑学エッセイ」の続編です。宜しければそちらの方もご購読くださいませ。**
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