渡張見成
世の中には行動できない、決断できないという人たちが年を追うごとに段々と多くなっている。人間関係で失敗するということは別にいいと思う。ただ決断しないのはそれはそれでどうかと思ってしまう。そして、決断ができない人が一番多いのは異性関係だと思う。みなさんは異性関係で躊躇ったことはあるだろうか。私はそういう関係はしないことにしている。今決断をするとき、自分は躊躇はしなかった。ただその決断をして人生この先どうなろうと野となれ山となれだ。
自分の恋愛はしない代わりに他人の恋愛は助けることにしている。決断させてあげたいと思っている。それが自分の中で命の次に大事なことであり、人の夢を豊かにすることは悪くは無いと思っている。
私にとって助けたい二人は、「
私はXorld間と時間を移動できる特別な個体らしい。
私は「Xorld A」生まれの人間だ。そもそもXorldというものの説明をしていなかった。
Xorldとはライトノベルで言う「異世界」というものだ。「Xorld」という言葉は世界同士がクロスしているという意味から来ているらしい。母から教えられた。この場合は高校進学というタイミングでクロスしてしまったらしい。
この二人は生まれたXorldが違っている。
逆峯美和は「Xorld B」、三鷲堺は「Xorld C」として生活している。それぞれの世界は互いに「相手が高嶺の花」な世界になってしまっている。私が今、自主的に行っているタスクはこの二人を最善の「Xorld D」という選択世界に移動させることだ。もちろんデメリットはあるが、きっとこの二人なら乗り越えられるだろう。
どのように移動させるか。だが、人をXorld間で飛ばすことはできない。ただ、人を別の時間へ飛ばさせることができる。あとは、二人が自力で頑張ってもらうしか無い。
「あともう少しだけ、かな。」
時間を飛ばす刻を誤っては再度地獄を見るだけだ。しっかり見極めて行わないと無限ループを起こし、私のメンタルがそこをついてしまうかもしれない。
かもしれない、かもしれない。そんな日本語を繰り返しているからこそ自分もだんたんと決断を遅らせてしまうのだ。
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