応援コメント

第143話 欺瞞」への応援コメント


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    ダコール……!
    ここまでの名将とは!

    WW2戦終結後のジューコフ、コーネフ、ロコソフスキー
    「我が赤軍は最盛時でもドイツ軍の倍しか動員できなかったと言うのにマンシュタインは『ソ連軍は最小でもドイツ軍の5倍、戦線によっては10倍』と未だに信じ込んでいる」

    アイゼンハワー「ロンメルは死ぬまで、ノルマンデイーに上陸させた我が軍の全容を理解できなかったようだ」

    同じころ、ロックウッド提督
    「我ら米海軍の潜水艦がどれだけいたか。日本は中立国経由で戦時下ステイツの鉄鋼生産量を正確に把握しており軍の各司令部にもこれを知らせていたと言うのに『鉄鋼生産量の総量のさらに倍を全て潜水艦に当てないと足りない隻数が居る』と信じ込んでいた。なんとバカな奴らだ」

    戦時中、米海軍情報部レイトン中佐
    「……?日本海軍の通信を解析してみると『米海軍がミッドウェー海戦で動かした空母は少なくとも6隻』と信じているようだが……我々は3隻しか動かせなかったぞ?彼らが何か間違えているのか、それともこの通信は欺瞞なのか?」

    名前を挙げた全員から合格点を貰えそう。さすがダコール。

    「囮と見抜いた前線指揮官が居れば囮に混ぜた本物で殺す」と言うこれら名将の常套手段を即座に見抜くゼルンパス王も名将。
    フィリベール将軍の発言は王を立てるための演技?

    さてゼルンパス王率いるハイマジック連合軍には何か、我々の世界屈指の名将に匹敵するダコールを退ける対応手段があるのか?
    マンシュタインやロンメル、日本海軍の上層部クラスの愚将でないことは明らかですから何か出来るのか?

    次回を刮目して待ちます!

    作者からの返信

    TFR_BIGMOSA さま

    ありがとうございます。
    前回は、ネタバレになるので書けませんでした。

    ダコールにあるのは戦術眼に加えて、コスト意識です。
    相手を欺瞞できた上で、安上がりに済ませる。相手の兵器より安上がりに効果を上げる。100億の戦闘機は1億のミサイルで落とす。これですねw

    そのために、自分の経験だけでなく、ディートハルト艦隊の敗戦までが大きな戦訓となっているのです。そして、それを考え出すのは論理です。

    ここからはネタバレですが、ハイマジック連合軍は捕虜を通して科学を取り入れたからこそ、ダコールにとって読みやすい相手になってしまったのです。これが大いなる矛盾なのです。