主人公は実家から離れて一人暮らしをする青年。
買い物の帰り道に和食器を扱っているお店を通りがかり、以前実家で急須でお茶を入れていたことを思い出して、急須を買うのです。
青年が大切な人と急須やほうじ茶の話をしつつ、ちょっと思い出にも浸るような、さりげない日常の物語。
しかしそれは、まるで急須で入れたてのほうじ茶を飲んでいるかのように、カチコチになった気持ちをふわっと解きほぐしてくれるような優しさがあるのです。そのため、ちょっと一息したいなという人にはぴったりのだと思います。
ほうじ茶のよい香りがふわっとするようなお話。
気になった方は読んでみてはいかがでしょうか。