7、デバフ役の作り方

 キャラクター育成の話に戻りましょう。

 今回はデバフ役の作り方です。

 デバフ、つまり敵を弱体化させる役割です。

 これに適した職業は、魔法職、もしくは弓使いです。

 シーズン0においては、ほとんどの人が魔法職でやっていました。

 基本的にデバフは属性 (魔法) ダメージ依存ですので、魔法職が多くなるのは必然でしょう。

 属性ダメージによる各種効果が、そのままデバフだったのも一因です。

 というより、シーズン0ではバフ、つまり味方を強化するような魔法は存在せず、敵にダメージを与えた際に、おまけ的な効果として「攻撃力低下」(炎属性)、「物理防御低下」(氷属性)、「属性耐性低下」(雷属性)があり、似たものとして麻痺と毒がありましたからね。

 従って、デバフ役を簡単に説明するなら、「普通に作ったらそうなった」という話です。(身も蓋もない)


 そうなると、では「火力役」と何が違うのか?

 という疑問が出てきます。

 純粋な火力の場合は、ひたすら属性ダメージの増加だけを目指しましたが、デバフ役では、それプラス「状態異常強化」が入ってくるという部分です。

 この「状態異常強化」という点で、魔法より弓の方が優秀であり、それ故に魔法ではなく弓でもデバフ役はこなせるのです。

 先にも書いてありますが、弓は魔法より1ターン待機時間が短いため、特に敵を麻痺させて動きを封じる緑色の弓を使う場合は、魔法よりも戦力として上です。

 実験していないので机上の空論ですが、毒属性も弓で作った方が良くなる可能性があると考えています。

 まあ細かい実験・検証をしても、結局「敵による」「大差ない」という結論になりそうな気がしますし、属性ダメージの大きい毒魔法でやった方が無難でしょうか。


 デバフ騎士の育成方法を纏めると、武器防具のベース (属性または属性強化)、知力、状態異常強化、この3つが大きくなるように焼き直しを繰り返すだけです。

 知力が3つ重ならなければいけない純火力より条件的に緩く、育成が容易です。

 但し、最終装備としては、魔法職の武器と頭の防具は知力上昇が大きいため、知力が3つ重なるようにした上で、体の防具で状態異常を (3つ?) 重ねて付けなければいけないので、難易度は同等です。

 そこまで拘って作らない、という範囲において、デバフ役の方が作りやすい、楽であるということです。

 また、炎で作らなければいけない純火力と比べて、5色のどれでも構わない、という点でも容易でしょう。

 もし「オレは雷属性が良いんだ!」というような方は、この範囲ではなく、炎の純火力と同じ難易度になりますので、焼き直しを頑張って下さい。


 デバフ役を作るに際しては、火力は高ければ高いほどよく、状態異常確率をどの程度付ければ良いかについては検証不足で不明です。

 自分が最後に使っていた麻痺弓の経験則、体感で言うと、弓に付くプラス補正、プラス400~500パーセントだけでも、ある程度上層階の敵と戦うのには十分です。

 2つ重ねてプラス800から、他の装備と合わせてプラス1000パーセント程度まで使いましたが、あまり効果を実感しなかったため、最終的には「武器 (弓) に一つ付いていれば十分」と判断しました。

 この辺りは、個人の感覚の差もあると思いますし、どの程度の敵を想定するかによっても変わってくると思いますので、色々試行錯誤するしかないでしょう。

 魔法と弓、それぞれの装備品の詳細は、後で纏めます。


(盾役の作り方へ続く)

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